【マクドナルドの危機】“食べる社会貢献”を創る、「ファストカジュアル」とは?


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「お腹が空いたから食べる」
 
そんな基本的で普遍的な「“食べる行為”の目的」がいま、激変していることをご存知でしょうか?
 
今アメリカでは、「“繋がるため”に食べる人々」が急増しているのです。
 
その「“繋がるため”に食べる」ことができるレストラン。
それを、「ファストカジュアル・レストラン」と呼びます。
 
有能な投資家たちがこぞって投資する「ファストカジュアル・レストラン」は、「ファストフードの王者」マクドナルドをも陵駕する勢いで急成長を遂げています。そしてなんと、マクドナルドの売上が21%も減退する一方で、「ファストカジュアル店」の一部は、550%も売上を伸ばしているというのだから驚きです。
 
現在、急成長中の「ファストカジュアル・レストラン」。
実は今このレストランが、私たちの「食」に対する意識全体を変革する、一大ムーブメントとなりつつあるのです!
 
 
“食べる目的”が激変?!フード・イノベーション始動
通常写真 (1)「ファストフード」と「カジュアルダイニング」の中間を指すこの「ファストカジュアル・レストラン」という業態。このレストランでは、テーブルサービスを行わない代わりに、冷凍食品や加工食品を使用せず、低価格で質の高い料理を提供しています。
 
そしてもう一つ、従来のレストランと決定的に異なる点。それは、「“食べる”ことで“社会と繋がる”ことができる」点にあります。
 
下記3つのレストランでは、コミュニティーにおける学校への食育活動、地元農家への支援、更にはホームレスの社会復帰支援など、様々な「社会貢献」をレストランを通じて行っています。そのため、このような「ファストカジュアル・レストラン」の利用者は、そのお店のものを「食べる」ことを通じて、「社会貢献」に参加し、「社会と繋がる」ことができるのです!
 
 
sweetgreen_Logo_two_ton-1↑大学生が創業!地元農場から仕入れた新鮮野菜サラダで、コミニュティーに貢献しています。
 
 
 
(Photo byThe Agency)

(Photo byThe Agency)

↑ビーガンフリー料理からグルテンフリーまで幅広いメニューを提案。各レストランが地元慈善団体に属し、公園の設置や食糧支援など様々なチャリティー活動を実施しています。
 
 
 
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(Photo by  Entrepreneur)

(Photo by Entrepreneur)

↑農家直送野菜で低価格テイクアウト料理を実現。食育に加え、ホームレスの社会復帰支援なども精力的に行っています。
 
 
 
「食べる社会貢献」が次世代社会を築く!
2体に良い、美味しい食事を、食べる。
そしてその「食べる」行為を通じて、「社会貢献」をし、「社会と繋がることができる」。
 
そんな本来自分のために行う「食べる」という行為を、「だれかの為」の行為に変える体験ができる場所。それが、「ファストカジュアルレストラン」ですが、その人気の裏には、今の時代に生きる人々の「価値観の変化」が表れているように感じます。
 
「個人の利益を追求」し“早い・安い・旨い”を重視した従来型ファストフードが人気を博した時代から、「食べることで社会貢献」ができる“ファストカジュアル・レストラン”の時代へ。
 
この時代の変化には、「自身が“個人の幸せ”を追求しても本当の幸せを得ることはできない」という人々の悟りが表れています。またそれと同時に、本当に幸せになるための方法を、「他人と共に豊かに生きること」の中に見い出した「人々の“価値観の変化”」が表れているのではないでしょうか?
 
この食に対する価値観の変化は、今後の社会のあり方を根本から変えていくのかもしれません!

ーBe inspired!

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2 Responses

  1. 2015年4月24日

    […] そんなスローファッションムーブメントの始まりは、意外なところにありました。   「ファストフードの代名詞」であるマクドナルドの衰退とともに急成長を遂げる新形態レストラン「ファストカジュアル」。   「ファストフード」と「カジュアルダイニング」の中間を指すこのレストランは、現在アメリカで急増中。地元産の野菜を使用することで「低価格で質の高い料理」を提供するだけでなく、食育活動、地元農家への支援などの「社会貢献」も積極的に行うレストランが急増したアメリカでは今、「社会と繋がるために食べる人々」が増えているそうなのです。   そんなファストカジュアルによって革命的に変化している、「“食べる”目的」。   この波がファッション業界にも波及し、「人々が着る意味」を根本から問い直す「スローファッションムーブメント」が始まったのです。     洋服のストーリーを知ろう! 上記で述べてきたように、スローファッションムーブメントが盛り上がりを見せているのは事実ですが、だからといってファストファッション業界が衰退しているわけではありません。   実際、Forever 21は来年までに今の2倍に店舗数を増やすだけでなく、今よりもより安価な洋服を提供する姉妹店を作ることも発表していますし、H&Mやユニクロも同様に今後店舗拡大が加速していくようです。   そんな中私たちができること。   それは、「自分の服がどのような環境でどのような人々によって作られたのか?」   “自分の洋服を巡るストーリー”を徹底的に追求し続けることではないでしょうか?     あなたの洋服は誰が創りましたか? […]

  2. 2015年4月30日

    […] それは、そんな「おいしさ」を追求して勢力を拡大している、ファスト・カジュアル・レストランの代表格、チポートレとパネラ・ブレッドを見てみましょう。 […]