原産料、ゴミ。発売元、アディダス。


(Photo by Daniel Go)

(Photo by Daniel Go)

「5人に1人がインターネットがないと、3時間以内に“禁断症状”を覚える。」
 
「インターネット使用時間、1日に平均7時間。」

 
シマンテック社が2012年に日本で調査した結果だ。

 
 
インターネットから距離を置く「デジタルデトックス」

(Photo by ep_jhu)

(Photo by ep_jhu)

冒頭の衝撃的な結果からわかるように、近年、日本では“インターネット依存者”の数が急増中
 
人々は「デジタル機器から一定期間離れる取り組み」、
デジタルデトックス
に走るようになっているが、実は今、そんな「デットックスの進化系」ともいえるムーブメントが起こり始めているようなのだ。
 
「人」だけではなく、「海」をデットックスする。
 
“解毒する”との意味で使われている「デットクス」が、ついに人間以外の「毒」をも解毒する時代がやってきたそうなのだ!
 
 

“キレイサッパリ”海の中をデトックス!

(Photo by Jusni Nasirun)

(Photo by Jusni Nasirun)

「海をデトックスする」
 
違和感を感じる人も多いかもしれないが、海を人の体内と同じように“解毒する”
 
つまり、「海中の有害な化学物質による汚染を取り除こう」という取り組みだ。
 
グリーンピース」によって、2011年7月から開始された海の”デトックス”キャンペーン
 
「世界的なスポーツ用品メーカーや、大手衣料品メーカーと取引のある中国の繊維加工工場の排水から有害化学物質が検出されたこと」が発端で始まったこのキャンペーン。
 
「アディダス」「ナイキ」「プーマ」「H&M」「ユニクロ」など。
 
この中国の工場と取引のあるブランドは、グリーンピースに名指しされ、中国での化学物質による海水の汚染をなくすことを求められたのだ。

 
 
ユニクロ、先陣をきって「デトックス宣言」。

(Photo by Jun Seita)

(Photo by Jun Seita)

ユニクロ
 
このキャンペーンに名前を挙がった唯一の日本企業だ。
 
グリーンピースと有害化学物質の排出ゼロを目指して協議を続けたユニクロは、2013年1月9日に、2020年までにすべての有害化学物質の使用・排出をゼロにする「デトックス宣言」を行った。

(Photo by greenpeace)

(Photo by greenpeace)


そしてユニクロの「デトックス宣言」を皮切りに、現在では20ものブランドがこの宣言を行うまでに至った。
 

<「デトックス宣言」した企業>
 
アディダス、ナイキ、プーマ、 ユニクロ、H&M、 ザラ、リーバイス、ベネトン、ビクトリアシークレット、G-スターロー、マンゴー、エスプリット、 M&S、 C&A、 Li-Ning、バーバリー、ヴァレンティノ、クープ、カネパ、プリマーク

 
 
「海」をキレイにするスニーカー!

(Photo by huffingtonpost)

(Photo by huffingtonpost)

ユニクロだけでなく、「デトックス宣言」をし、2013年からアーティストのファレル・ウィリアムズも参加している米環境保護活動団体「Parley for the Oceans」。
 
この団体と協力しているアディダスも同様に、先月末「海のゴミ」で作られたスニーカーを発表した。
 
海中のプラスティックゴミや漁網をリサイクルて作れた、“アディダス初”の「海のゴミ」スニーカー。

(Photo by huffingtonpost)

(Photo by huffingtonpost)


 
現在コンセプト段階であるため、このスニーカーはまだ販売はされてはいないものの、世界的なスポーツ用品メーカー「アディダス」が環境に配慮した製品を開発したこの事例は、「海のデトックス」成功への一つの前進と言えよう。
 
 

「環境を考えるブランド」の戦国時代、開幕か

(Photo by Joe Shlabotnik)

(Photo by Joe Shlabotnik)

アウトドアブランド「パタゴニア」のように元々「環境に配慮している」ブランドが存在している一方で、
 
「環境に配慮していない」ブランドが存在するのも事実だ。
 
しかし、今回のアディダスのスニーカーの発表は、「環境に配慮していない」ブランドが、「環境に配慮すること」ブランドへと変化していることを証明した。
 
今後、「環境に配慮しているかどうか」ということが“ブランドの価値”になれば、多くの「環境に配慮していない」ブランドは、変わっていくであろう。
 
その変化を実現させるために重要なこと。
 
それは、ブランド側、企業側だけに任せるのではなく、私たち消費者自身が「環境を考えること」、そしてブランドの本質を「見抜く力」「選ぶ力」を身につけることなのだ。

ーBe inspired!

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