汚水を浄化させる魔法の紙『pAge』(ページ)


「キレイな水」がなければ生きることはできない私たち、人間。

しかし世界中の「約9人に1人」は、飲んでも安全な「キレイな水」を飲むことができないというのだ。

キレイではなく、飲んだら命を脅かす「茶色い水」

そんな水がアジア、アフリカの田舎の貧困地域には多く存在するという。

しかも、その水は、多くの感染病を引き起こす。

さらには、1日に約2300人もの命」を奪っているのだ。

「水質汚染」という地球規模の問題に悩み、苦しんでいる数百万人もの人々。

なんと、彼らの命を救う「魔法の本」があるのだとか…?

飲めない水を、飲める水に変化させる、魔法の紙『pAge』(ページ)

「魔法の本」に使われている魔法の紙『pAge』(ページ)。

この紙は、2014年に設立されたNPO「pAge Drinking Paper」によって開発された。

『pAge』は、特殊な銀粒子がまとわりついている紙で、検査報告によると、99.9%の生物的汚染物質を、汚水から濾過できる紙だそうだ。

現在、アジア、アフリカなど5カ国の25種類の異なる水で試験され、最新の試験は2015年6月にバングラデシュで実地試験されている。

1ページ破れば、1人の命が救える。

先述した『pAge』というフィルター効果のある紙からできた、魔法の本『ドリンカブルブック』(The Drinkable Book)。

この本を1ページを使えば、なんと、1週間も「キレイな水」を生み出す濾過フィルターとして使えるのだ。

ドリンカブルブックは、すでにガーナ、ハイチ、ケニアで実地試験が行われているが、より多くの国で実地試験を重ね、実用化に急いでいるという。

しかし、いまだ生産は“手作業”のため、多くの国で試すほどの「量がない」というのが実情だ。


「あなたの村の水は、致死に至る病原菌を含んでいるかもしれない。しかし、水を濾過させるこの本の“1ページ”を使えば、あなたは安心して水を飲めます」

大量生産されなければならない「命を救う紙」

『pAge』という、革命的な紙を発明した、ダンコヴィッチ博士。

彼女は、ドリンカブルブックに期待を高めながら、このように述べている

現在の私たちの取り組みの最大の焦点は、試作品の段階から、応用させて、大量生産された完成した製品へスケールアップすることです。 私たちは「クールな化学」を、「誰でも理解し、使えるもの」にしていかなければなりません。


“大量生産、大量消費がよくない”と、囁かれているこの時代。

しかし実は、世の中には「大量生産しなきゃいけないもの」も存在するのだ。

その一つが、命を救う紙『pAge』。

日本では、必要ないかもしれないが、世界中にはこの「魔法の紙」を喉から手が出るほど必要としている人が何百万人といる。

あなたの「些細な寄付」が、誰かの尊い命を救えるかもしれないのだ。
 

ーBe inspired!

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