突如、街に出現。カラフルで、巨大な箱『カーゴ・コンテナー』


(Photo by heleniandrade)

(Photo by heleniandrade)

最近、世界各国のアーバンなエリアに出向くと“ある巨箱”が街中に現れる。
 
その巨箱の正体とは「カーゴコンテナー」。いわゆる貨物を輸出入する時に利用されるコンテナのことだ。
 
巨大なレゴブロックかのように、カラフルで、組み合わせ自由のカーゴコンテナー。
 
一つのコンテナから作られた移動式の物から、いくつかのコンテナを組み合わせて作られた中規模のショッピングエリアまで存在し、建築物として街で利用されているのだとか…
 

港に溢れかえり、ゴミと化していたカーゴコンテナーだが、今や再利用され、“生き生き”と都市で活躍しているそうだ。

 
 
サンフランシスコの「コンテナ街」

(Photo by Bhautik Joshi)

(Photo by Bhautik Joshi)

アメリカ、カリフォルニア州のサンフランシスコのヘイズバレー。
 
ヒップスターが集うおしゃれなエリアで、メインストリートの「ヘイズストリート」を歩くと最先端の「コンテナ街」がすぐ目に飛び込んでくる。
 
アウトドアアパレルブランド「AETHER」

Just A Nice Day.

@_.weiが投稿した写真 –


サンフランシスコ4大サードウェーブコーヒを代表する「Ritual Coffee」

Wilhan Winataさん(@wilhanl)が投稿した写真


液体窒素で作る話題のアイスクリームショップの「Smitten」


 
 
場所をとらず、移動可能なコンテナショップが増えてきているのは、「家賃が高すぎる」というサンフランシスコならでは理由だろう。
 
なんと、サンフランシスコだけでなく、「中古コンテナの建築物」は、オセアニアや中東にも登場している。

 
 
大都市で大量発生する「コンテナ・ビルディング」

◼︎ニュージーランドの『コンテナ図書館』
(Photo by Lily Okamoto)

(Photo by Lily Okamoto)


ニュージーランドのオークランドのウォーターフロント商業エリア。
 
たくさん立ち止りたくなるスポットがある中で、ポツリと大胆に置かれていた緑の1つのコンテナ。
 
『コンテナ図書館』だ。
 
青空と海風が心地よく吹くなか、コンテナは側面を大胆に開放し、中には本棚に本が沢山並べられていた。
 
コンテナ前には誰もが気軽にくつろげるようにランダムに椅子が配置され、コミュニティーと自然とが共存する場所を上手くコンテナで創りあげられていた。

 

◼︎ドバイの『コンテナモール』
(Photo by Lily Okamoto)

(Photo by Lily Okamoto)


この夏、突如ドバイに現れたコンテナショッピングエリア『Boxpark』。
 
220個のコンテナが44店舗のリテール、レストラン、カフェなど色、形を成している。
 
高層ビルやモール、高級でファンシーなレストランが一般的な中東であるが、新しいものに敏感でもあるドバイの住民達にこのエリアがどう受け入れられていくのか今後、凄く楽しみだ。

 
 
『Cargo Container』、救世主になるか

今では、普及し始めている「コンテナ建築物」だが、1987年にフィリップ・クラークという男が、コンテナに人が住める改造を施す特許をアメリカで施行されたことで、可能になった。
 
2010年に、大地震が起こったハイチでは、『SEED』というプロジェクトのもと、安全で非常時に使える居住可能なコンテナを迅速に提供されたそうだ。
 
被災者を助け、強い耐久性を持ち合わせ、安価で、簡単に入手できるコンテナ。
 
一見、“いい面”しかなさそうだが、船での長距離移動に耐えるために「特殊な有毒物質を使ったコーティング」がしてあることや、人が住めるような状態にする際に、想像以上の量の廃棄物を排出するという“悪い面”もあるそうだ。

 
 
カーゴコンテナーの可能性を切り開く時。

(Photo by Rafael Edwards)

(Photo by Rafael Edwards)

いい面も、悪い面も持ち合わせるコンテナだが、いずれにせよ、このコンテナを再利用するには、形を変えて、色を変え地域住民が皆が住みたいと思える場所、地域のライフスタイルに馴染むデザインを大事にしていかないといけないであろう。
 
そうでなければ、コンテナで、人を助けようと「仮設住宅」を建てたとしても、街に置き去りにされたゴミになってしまい、本末転倒だ。
 
カーゴコンテナーを街に取り入れることによって、コンテナの可能性を人々とシェアすることができているのなら、まずはそこから始めればいいのではないのだろうか。

 

ーBe inspired!

 
 

Written by Lily Okamoto

Edited by Be inspired!

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