p.4 「フェアトレードでは救えない人々」に手を差し伸べた北欧No.1のスムージー会社、froosh。|『GOOD GOODS CATALOG』


 

あなたは、買い物をするときにどんな基準で商品を選んでいるだろうか?もしあなたの気に入っている商品を販売する企業が、不正を働いたり環境に悪影響を及ぼす事業に資金提供したりしていたらどうするだろう。

企業や商品作りにおける考え方に賛同できない場合、その企業やブランドの商品を「ボイコット(不買運動)」するという方法がある。これは買い物が「投票」に例えられるように、消費者の力で信頼や賛同のできない企業の商品にお金を出すのをやめ(票を入れるのをやめ)、企業の経営を成り立たなくさせ社会をより良くする(より良い企業に投票する)というもの。

そこであなたがボイコットしたいとき、またはボイコットとは関係なく単純に人や環境に良い商品が欲しいときに、参考となる商品カタログをBe inspired!が作成することを決意。その名も「GOOD GOODS CATALOG(グッド グッズ カタログ)」。

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 4回目となる今回は、北欧で人気No1のフルーツスムージーfroosh(フルーシュ)を紹介する。このスムージーが北欧でNo.1の人気を誇るのは、単純に美味しいからだけではない。どこよりも自然で体に良いスムージーでありながら、生産者の経済的な自立を“支援”することに積極的な会社としての姿勢が魅力的だからだ。

どこよりも“自然”なのに美味しさはキープ

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 frooshのスムージーは非濃縮還元の100%ストレート果汁。そして砂糖や保存料着色料や添加物も一切使っていない。濃縮還元ではないため、天然の植物栄養素、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、美容にも健康にもぴったりの、素材そのものの味が濃縮されている。

 また、frooshのトレード・マークであるお洒落なガラス製のボトルにも保存料などを使わなくても美味しさを保てる秘密が隠されている。一般的に使用されるプラスチックの場合、密閉されていても長い時間をかけて空気は通過し、その結果フルーツは酸化してしまう。そのため酸化を防ぐために酸化防止剤と言う添加物が使われているのがプラスチックボトルの現実。frooshはガラス瓶を使用して密閉することによって、スムージーのクオリティを保ち、フル ーツの酸化も防いでいるのだ。

 しかも、環境にもガラス製のボトルの方が良いことをみなさんは知っているだろうか?プラスチックと違い、ガラス瓶はもし誤って海に落ちても、長い年月をかけて砂になる。環境を第一に考慮し、froosh はガラス瓶を選んでいるという背景もある。

生産地への新しい“支援のかたち”

 また、frooshの製品は生産者にフェアなトレード(取引)を行っている。フェアトレードと呼ばれる商品によくあるのが、商品の購入ごとに生産者に寄付金が送られ、金銭的に生産者をサポートすることだ。しかし、この仕組みだと、金銭的な支援を受ける体制に慣れてしまい生産者の自立ができず、本質的な問題の解決にならないという声もある。

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 そこでfrooshでは、fruits on a missionを掲げている。これは、フルーツ農家の本当の自立を支援するというもの。金銭的な依存関係を作るのではなくフラットな関係性でビジネスを行い、農家(生産者)とfrooshの相互に利益をもたらすのだ。

 公平さを保つ心がけの一環として、froosh社員は、実際にフルーツ農家を訪れ、農家と直接話機会を定期的に設けたり、農家の生活を肌で感じたり、スムージーの原料になる果実を視察したりしている。新入社員は入社するとまず派遣されるそうだ。

 このようにして、frooshは相互の状況や現実を理解し、商品作りを行っている。

※動画が見られない方はこちら

実際のスタッフの視察の様子

 商品を選ぶ権利のある私たちは、「言葉」だけのフェアトレードではなく、現地に足を運んで目で見て確かめたりする「本物」のフェアトレードを見極める力が必要なのかもしれない。

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froosh

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All photos by froosh
Text by Ayane Kumagai
ーBe inspired!


 

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