12店目:「アフリカって治安が悪くて貧しい」。そんなネガティブイメージをアフリカ産ワインで払拭させるワインショップ、アフリカー。| フーディーなBi編集部オススメ『TOKYO GOOD FOOD』


 

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フェアトレード、ダイレクトトレード、オーガニック、ベジタリアン、ビーガン、ゼロウェイスト、昆虫食、未来食…。東京の街に日々増えていく、お腹をただ満たすだけではない「思想の詰まった飲食店」。

「海外からビーガンの友達が日本に来ていて、ビーガンメニューのあるレストランを知りたい」、「サードウェーブの先を行くコーヒーが飲みたい」、「フードロスがないレストランに行きたい」、「無農薬野菜が食べたい」、「友達や恋人と健康にいい食事をしたい」などなど。そんなニーズに答える連載です。

「食べることはお腹を満たすだけじゃない。思想も一緒にいただきます」。その名も『TOKYO GOOD FOOD』。フーディーなBe inspired!編集部が東京で出会える、社会に、環境に、健康に、あなたに、兎に角「GOODなFOOD」をウィークリーでお届けします!

それでは第12回目の『TOKYO GOOD FOOD』行ってみましょう!

WHERE IN TOKYO

 今回はアフリカワインの専門店「アフリカー」です。2年前にオンラインショップとして立ち上がり、2017年2月に、日暮里舎人ライナーの西新井大師西駅から徒歩5分ほどの場所に、リアルショップも開店しました。なぜアフリカに産地をこだわっているのか。背景にある想いを店長の小泉 俊幸さんに伺いました。

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アフリカー・オーナーの小泉さん

WHAT’S GOOD

ーオススメの一品を教えてください。

ポールクルーバー シャルドネ」(白ワイン)です。ピュアで透明感があり、果実味と酸味のバランスが良く、クリーミーな樽香を楽しめる美味しさでありながら、2,350円(税別)とコストパフォーマンスがとても高い一本です。

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加えて、ポールクルーバーのワイナリーは、ワイン造りに携わる人たちやワインを作る上での自然環境の保護にも力を入れていることが魅力ですね。

たとえば、1990年代にアパルトヘイト(人種差別政策)が廃止されてからは、果樹園やワイナリーで働く黒人労働者の人たちや周辺住民の人たちのための、生活向上プロジェクトをはじめて、それをもとにしたオリジナルブランドワイン「タンディ」の生産も行なったりしています。「タンディ」とは、愛を意味するアフリカ系コーサ人の言葉です。

また、1本ワインが売れることに25セント自然環境保護の為に寄付される「スローワイン」というワインプロジェクトにも携わっており、自然環境保護に対しても積極的に取り組んでいます。WWF(世界自然保護基金)の、BWIチャンピオン(環境保護優秀者)に認定されています。

CONCEPT & PHILOSOPHY

ーそもそもどうしてお店を始めたのですか?

僕たちは夫婦でこのお店を切り盛りしているのですが、もともと妻がワイン好きだったんです。彼女と一緒に飲むようになってから、僕も徐々にはまりはじめました。南アフリカワイン、フランスワイン、イタリアワイン、スペインワインなど、世界中のワインをたくさん飲むようになって、そのあと、2011年〜2013年にかけて、夫婦で世界一周の旅をしたんですね。

アフリカには半年もいて、その時にワイナリーもたくさん回りました。アフリカの美しい大自然や美味しい食事、温かい人たちが心に深く残って、帰国してからは、アフリカ向け中古車販売の会社でしばらく働きました。その仕事のなかでも、アフリカの人たちとたくさん交流があって、アフリカとの縁が深まれば深まるほど、大好きになっていくのに、周りの人たちのアフリカに対するイメージは、貧しくて治安が悪いとか、ネガティブなものばかり。それが悔しくて…。もちろん他にも好きな国も好きなワインもいっぱいありますが、アフリカの魅力的な面をもっと多くの人に知ってもらいたいと、大好きなワインを切り口に選んだんです。

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ケープタウン近郊でドライブした時の風景

CHANGE SOCIETY

ーアフリカの良さを知ってほしいという思いでお店を始められて、具体的にそのために取り組んでいらっしゃることはありますか?

アフリカでは「自然の素晴らしさ」が、僕としては一番魅了的な部分です。キャンプをしながら周遊した時に見た大自然は大感動で、今でも思い出すだけで興奮します。(笑)例えば、車で走行中に50匹ものゾウの大群と遭遇したり、あ、そこから頑張って逃げ出したんですけど(笑)、あと、キャンプ場までゾウがやってきたことがあったり、日本では見たこともないような巨大な渓谷に圧倒されたり…。何時間ドライブしても人っ子一人会わなくてちょっと不安になったことや、砂漠をドライブして砂にハマって抜け出せなくなったこともありましたが、どれも自然と戯れた良い思い出です。

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ナミビアの エトーシャ国立公園

そうしたアフリカの大自然ですが、今、破壊の危機にさらされているんです。密猟問題や企業の進出、経済発展、外来種による自然破壊、家畜と野生動物との対立など、原因は様々です。

一方で、南アフリカのワインは、産業全体で自然保護に取り組んでもいます。世界遺産に登録されている産地もありますし、環境保護を意識したワイン生産では世界でも最先端の地域だと思いますね。

僕たちアフリカーも、美しい自然を守り、人間と自然が共存できる世界にしていきたいと思っています。その思いから、先日、当店のワイン通販でも、環境保護シールを導入しはじめました。ワインのご注文1件につき1枚、発送時の外装に貼り付けているのですが、このシールは1枚につき、アフリカゾウの自然保護基金に50円ほど寄付される仕組みになっています。

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環境保護シール。1枚につき、アフリカゾウの自然保護基金に約50円が寄付される。

また、「店長の気まぐれ通信」という読み物を発行して通販の際には同封しています。この通信では、特にアフリカの自然をテーマにした記事を書き、発信しています。

ワインを飲みながら、アフリカの大自然に想いを馳せてもらって、できることなら、そこで興味を持ってくださった方が、ご自身で現地も訪れてくれたらうれしいなと…そんな願いを込めながら、これからも美味しいワインをお届けしていこうと思っています。

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 近年、美味しさの点から注目を集めはじめているアフリカワイン。作られた土地の壮大な自然に想いを馳せながら飲んだら、きっと、もっとずっと楽しく味わえるはず。そしてせっかくなら、それを届けてくれる人も、アフリカへの愛と想い溢れる人を選びたくありませんか?

 東京の方はぜひ店舗で小泉さんのオススメとアフリカ・ストーリーを聞きながら、遠方の方はオンラインショップを通じて、アフリカのワインを楽しんでみてください!

 来週の『TOKYO GOOD FOOD』もお楽しみに!

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(アフリカー)

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Online Shop:https://af-liquor.com
Facebook:https://www.facebook.com/afliquor/
Address:東京都足立区谷在家2-3-1セレニティ西新井105
Tell:03-5856-9435
営業日:火~木14:00~20:00、金~日14:00~21:00
定休日:月曜(※臨時休業あり)

All photos by AF-LIQUOR
Text by Ai Ayah
ーBe inspired!

 

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