男性用でも、女性用でもない。渋谷のドン・キホーテが設置した「第三のトイレ」が日本で増えるべき理由

「僕らのライブ会場では、男女別トイレを廃止し、“ジェンダー・ニュートラルなトイレ”を用意してください」。そう訴えたバンドの記事を1年前に読んだ筆者だが、ついに先日どんな性別の人でも使用できる“ジェンダー・ニュートラルなトイレ”が渋谷に設置されることを耳に挟んだ。

Photo by Pember_

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 ジェンダー・ニュートラルなトイレとは、性別に関わらず、だれでも使えるトイレのこと。トイレの「男」か「女」という二択は、時にトランスジェンダー(体と心の性が一致しない人)にとって大きな負担となることがあるため、第三の選択肢として「UNISEX(男女の区別なし)」や「ALL GENDER(すべての性別)」と表記するトイレが少しづつ増えてきているのだ。

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Photo by Nanao Imazu

 自分がどちらかのトイレに入ることで、他の人から好奇の視線を向けられたり、顔をしかめられるかもしれない。そのような不安やトイレへの行きづらさから、膀胱炎などといった排泄障害を患ったことがあるトランスジェンダーの方は2000人中27%にものぼるのだという。(参照元:The Huffington Post Japan

 すべての人が少しでも快適に過ごせるよう、5月12日(金)、渋谷にできたMEGAドン・キホーテはALL GENDER(オールジェンダー)トイレを設置したのだ。これにあたり、ドン・キホーテは以下のように発表している。

さらに、お子さま連れやお身体の不自由なお客さまのほか、性的指向や性自認のいかんにかかわらず、どなたでもご利用いただけるトイレを店内に設置するなど、多様性を尊重する社会の実現に寄与するとともに、ダイバーシティ型のまちづくりに貢献します。(参照元:ドン・キホーテ)

 MEGAドン・キホーテのある渋谷区は、2年前からパートナーシップ証明を取り入れるなど、多様性への尊重を推進していることでも有名だ。そのような渋谷区で、ドン・キホーテという大手企業がALL GENDER(オールジェンダー)トイレの設置に踏み切ったのはとても英断だ。

 ちなみにこのALL GENDER(オールジェンダー)トイレは、LGBT用トイレではない。ドン・キホーテが発表するように、すべてのジェンダーを持つ人が使える、「みんな」のトイレなのだ。読んでいるあなたも、ぜひ使ってみてほしい。

Text by Nanao Imazu
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