「人工光」でつくられた野菜、食べる?食べない?


(Photo by Megan Byrd)

(Photo by Megan Byrd)

スーパーに太陽光でつくられた野菜と人工光でつくられた野菜が並んでいたら、あなたはどちらを選ぶだろうか。
 
人工光でつくられた野菜を食べたことがある人のアンケートをとったところ、333人中272人の81%の人が「まだ食べたことがない」という結果となった。
(HEAPS調べ 2015年12月時点)
 
また人工光でつくられた野菜を日常的に食べたいと思う人の結果は、“たったの14%”(321人中48人)となった。
(HEAPS調べ 2015年12月時点)


 
 
人工光よりも、自然光を選ぶ「人間の性」

(Photo by Margot Gabel)

(Photo by Margot Gabel)

人工光を使用した野菜には、季節の気候や害虫といった地上で育てる場合の障害に邪魔されることなく栽培でき、年中安定して収穫できることや、害虫や雑菌がない分、無農薬で育てることができるメリットがある。
 
それにも関わらず、人工光でつくられた野菜はまだ日常には普及しておらず、8割以上の人がまだ人工光でつくられた野菜を普遍的に体内に取り入れようとは思わないようだ。
 
人工光でつくられた野菜が普及するにはもう少し時間が必要になるかもしれない。
 
無農薬で育てることができるメリットがあると知っていても、どこかで太陽光で育った野菜を食べたいと思ってしまう。
 
そんな”太陽光への固執”こそが、ありえない場所にも太陽光をつくりだしている。

 
 
太陽光への固執による皮肉な矛盾

(Photo by JD Lasica)

(Photo by JD Lasica)

地下に、太陽光の入る公園を建設しようとするプロジェクトはすでに話題になっている。
 
ニューヨークに建設予定の地下公園ロウラインは、電気ではなく太陽光で育つ緑のある地下公園にこだわり、大規模なシステムが考案されている。
 
また地下や倉庫室に太陽光を再現する照明器具をイタリアの企業CoeLuxが開発している。
 
自然な太陽光とは違い、LEDによる再現太陽光は、からだを憂鬱にさせる季節性情動障害の軽減に対して効果が認められないのにも関わらず、こういったモデルが開発される。
 
人工をつくりだしているのは、太陽光、自然への固執である。

 
 
自然をつくることよりも守ること

本質的なところでは自然が一番良いことをわかっているからこそ、葛藤しながら、また自然を再現できないか考えてしまう。
 
しかし冒頭をみるに、人工のものに懐疑をいだく人も未だに多いことも事実だ。
 
どれほど自然に似たものをつくろうかと模索するよりも、いかに自然を上手に残すかを考えることが大事なのかもしれない。

 

ーBe inspired!

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