使い捨てのプラスチック スプーンはもう要らない。使用後に食べられる「おいしいスプーン」が登場

Text: Nozomi Hasegawa

Photography: ©BAKEYS

2017.6.17

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買った後に食べるご飯やデザートのことで頭がいっぱいでプラスチックの環境問題など全く考えられずコンビニやスーパーに行けばついつい受け取ってしまうプラスチックスプーン。

確かにプラスチックは安価であるし便利である。しかし私たちが何気なく受け取ってしまうプラスチックのスプーンやフォークが世界中で毎年4000万トンも捨てられそのほとんどが1回使われただけで捨てられてしまっていることもまた事実である。(参照元:BUSINESS INSIDER

そんな中プラスチックスプーンにとって代わる画期的なスプーンが登場したという。

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プラスチックはもういらない。穀物で作られる「エコ・スプーン」とは

食品業界にも迫りくるプラスチックの環境問題を解決すべくインドのBAKEYSが創り出したのは「食べられるスプーン」。この食べられるスプーンはもろこし、小麦、米などの穀物からできており環境にも体にも優しいスプーンだ。さらに味も3種類展開しておりクラッカー感覚で食べられるという。

スプーンを食べればゴミになることもなく体内で消化される。もしスプーンを食べずに捨てたとしてもこのスプーンは4~5日で分解されなくなるようにできており環境破壊に加担することもない。(参照元:BAKEYS

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プラスチックによる環境汚染が叫ばれて久しいがこれだけ私たちの生活において欠かすことのできないプラスチックをいきなりゼロにするというのははっきり言って不可能である。しかしこの「食べられるスプーン」が世界へ普及することがプラスチックのゴミを少しでも減らすことにつながり、環境問題を考えるきっかけにもなるだろう。

BAKEYSのプロジェクトはまだまだ始まったばかり。将来的にはスプーンだけでなくフォークやお箸といったものからコップやお皿といったものまで展開していきたいと考えているという。(参照元:Mashable)私たちの生活に「使い捨てのプラスチック製品」がない日もそう遠くないのかもしれない。

※こちらはBe inspired!に掲載された記事です。2018年10月1日にBe inspired!はリニューアルし、NEUTになりました。

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