「“デブ”を気にする女たち」に中指を立てる少女


(Photo by Bodyposipanda)

(Photo by Bodyposipanda)

やせ細った女性と健康的な女性が同じポーズをとっているこの写真。
 

実は、どちらも同一人物だ。
 

彼女は今日も自身のホームページやInstagramで、「ありのままの美」を発信し続けている。


 

 

拒食症を乗り越えた女性

(Photo by Bodyposipanda)

(Photo by Bodyposipanda)

Bodyposipanda」というウェブサイトを運営する23歳の少女、Megan Jayne(ミーガン・ジェーン)。
 

健康的な体で、はじける笑顔のセルフィーを日々投稿している。
 

しかしミーガンは以前、拒食症に苦しんでいた。
 
14歳の頃の最低体重は28キロ。
 
入院し、あと数週間の命と宣告されたこともあった。
 

その苦しみを乗り越え、彼女は「そのままの自分の美しさ」「自分を愛してあげることの大切さ」に気付いた。
 

そして自身の経験を伝えようと、「何の嘘もないセルフィー」を発信し始めたのだった。

 

 

メディアの「ダイエット文化」に踊らされ、摂食障害に苦しむ若者たち

(Photo by flickr)

(Photo by flickr)

世界には今も、拒食症などの摂食障害に苦しむ若者が多く存在する。
 
日本でも約100人に1人が摂食障害者だというデータもあるようだ。
 
彼らが強く影響を受けているのは、メディアの過剰なダイエット文化や虚偽広告だ。
 
テレビやショーに登場する極端に細いモデルたち。
 
修正や加工が施され、よりスリムになった女優が写る広告の写真。
 
そんな媒体が蔓延した世界には、「痩せていれば痩せているほど美しい」「太っていることは醜い」という文化が定着してしまった。
 
その文化が「やせ願望」を生み、「きれいになりたい」と無理なダイエットを続け、体を壊したり、心の病気になったりする若者が後を絶たない。
 
日本も例外ではない。
 
日夜メディアに登場する細すぎるアイドルやモデル、「デブ」と体型をネタにされる、あるいは自らネタにするお笑い芸人。
 
「スリムになってモテよう」という文句が並ぶ広告。
 
そんな「人の見かた」が常識になりつつある日本社会で、そのままの自分を愛せずに苦しむ人は多いのではないだろうか。

 

 

ありのままの自分で、前向きに。ミーガンが伝える5つのメッセージ

(Photo by Bodyposipanda)

(Photo by Bodyposipanda)

「体重計なんかで健康や美、自分の価値なんて測れないわ。」

 

「やせ願望」と闘う若者たちやメディアの過剰なダイエット文化に向けて、ミーガンはボディー・ポジティビティ(Body Positivity)という言葉を掲げて活動している。
 
「自分の身体に対する前向きさ」という意味を持つこの言葉には、彼女の5つのメッセージが込められている。
 

① そのままのあなたで十分ステキなんだ。“You are good enough exactly as you are.”
 
② 健康な体は取り戻せる。“Recovery is possible!” 
 
③ あなたの価値は体重とは関係ない。“Your worth does not depend on your weight.”
 
④ 人に見られるために生きているんじゃない。“You do not exist to be looked at by others.”
 
⑤ 身体より、あなた自身の方がずっと大切なんだ。“You are so much more than your body.”

 
自分を否定し、痩せることにしか美しさを見出せなかったミーガン。
 
そんな過去を持つ彼女のメッセージは、温かくも心に突き刺さる。

 

 

本当の美と健康のために立ち上がる女性たち

(Photo by flickr)

(Photo by fluckr)

現在、ミーガンのInstagramはフォロワーが27万人を超えており、日々自分の身体に悩みを持つ人やその家族を勇気づけ続けている。
 

彼女のスタイルはメディアが作り出した「美しいとされる体型」とは異なるが、自信に満ちた彼女の写真には思わず目を奪われる。
 
そこに「本当の美しさ」があるからだ。
 

あらゆる身体や容姿に対する先進的・肯定的な考え方である、ボディー・ポジティビティ。
 

これを掲げるインスタグラマーやフェミニストはミーガンだけでなく世界中に沢山いる。
 
身体と心の健康を無視した「嘘の美しさ」にNOを掲げること、それは決して間違っていない。
 

彼女たちのような「ありのままで輝くひと」が注目され、美のステレオタイプにとらわれない生き方を選ぶ人々が増えることを願う。

 

via.Bodyposipanda, Megan Jayne Crabbe―Instagram, Daily Mail, 摂食障害情報センター
 

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