「お尻のアザはアートだ」。醜さを美しさへ昇華させるフィンランド人アーティスト「RIIKKA HYVÖNEN」。


女性はこうあるべき、肌が綺麗であるべき、美しくあるべき。女性は色々なことを守ってこなければいけなかった。傷ができたら恥ずかしい。太ったら痩せなければ。ニキビができたら治さなければ。どの国でも、女性向けの傷や欠陥を隠すためのツールが発売されている。しかし、「不完全な姿こそユニークで美しいのだ!」と主張するアーティストがいる。

(Photo by riikka hyvonen)

「アザがあること」は、セクシーだ。

 女性の身体のパーツの画像はインターネット上に溢れかえっている。ただ“見られる対象”として出回っている女性のイメージ。綺麗で何の傷もない完璧な肌であることがほとんどだ。フィンランド出身でロンドンで活動するアーティストRIIKKA HYVÖNENの描くアートも、女性のお尻や太ももといった、セクシーな身体のパーツを題材にしている。しかし、ただの性的な、“見られる対象”である写真やアートとは違うことが1点ある。「アザだらけである」ということだ。

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 彼女は実は、ローラーダービー選手でもある。ローラーダービーとは、ローラースケートを履いて行う、激しいチーム格闘技だ。選手達は当然、アザをつくってしまうのだが、彼女はある日、選手達がアザを自慢げに見せびらかしているのに気がついた。からだに刻まれた、“激しい試合の末の勲章”
 
 これは、美しいアートになるのでは?彼女は感じ、友人から送られてくるアザの写真を3Dペインティングでアート作品として描くようになったのだ。

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 激しいローラーダービーは、女性には合わないスポーツの一つであるといわれている。「女性は体力がなく、危ないから、このスポーツをするべきではない。アザのない肌であるべき」。しかし、それは「女性=見られる対象」だという考え方ではなのだろうか。HYVÖNENの美しいアートは、女性が押し付けられてきた観念を吹き飛ばしてゆく。

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「美しい」に定義はない!

 「美しさ」とはなにか。美の価値観は、一つだけではない。街の壁に描かれている絵も、誰かが美しいと思ったらそれはアートである。自分が美しいと思えば、他の人が美しいと思わなかったとしても、どんなものであっても、アートにも美しい対象にもなりうる。自分が自分を美しいと思えば、その瞬間あなたは美しいのだ。

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All photos by RIIKKA HYVÖNEN
Text by Be inspired!
ーBe inspired!

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