やり過ぎ注意!!カナダ・ケベック州発の「おしゃれポリス」とは!?


(Photo by Antonio Ponte)

(Photo by Antonio Ponte)

「警察官」という言葉を聞いた時、皆さんはどんな服装を想像しますか。
 
多くの人がバッジに、紺色の制服などを想像するのではないかと思います。
 
異国に旅行をしたとしても、警察官をみて違う職種の人と間違える人などまずいないはずです。
 
ですが、筆者の住んでいるカナダ・モントリオールの警察官は一見して警察官とは思えない極めて軽快なズボンを履いて職務を遂行している方が多いです。
 

なぜならば、ここカナダ・ケベック州では「制服を着崩す」行為のデモが巻き起こっているのです。
 
カナダでは州ごとに自治制度が異なるため、この“おしゃれポリス”はケベック州のみで見られる珍しい光景です。
 
どうしてこのような事態が起きたのでしょうか?

 
 
何でズボン抗議なのか?ことの発端は年金…?

(Photo by Rosey-Noelle)

(Photo by Rosey-Noelle)

2年前、カナダ・ケベック州政府が公務員の年金負担額の引き上げを発表しました。
 
その時、合法的にストライキをする権利のない警察官たちは、自分たちの憤りと反対を表明するために何かできることがないかと考えた結果….
 
「制服を着崩す」という行為に至ったのです!
 
たしかに 、とてもシンプルで分かりやすい方法ではあるかと思います。
 
本来、制服は「組織への帰属の証」であり、警察官に威厳を与えるものです。
 
その制服を着崩す行為をすることは、その帰属先を否定して逆らうことを意味するのではないでしょうか。
 
この議案が持ち上がってからもう1年以上が経っていますが、依然として街中では迷彩柄や派手な色のズボンを履いた警察官を見かけます。
 
地元紙によると、警察官のなかにはチェック柄やヒョウ柄のレギンスやデニムを履いた警察官もいるとのことです。

 
 
やり過ぎ?葬式にも迷彩柄ズボンで参加しちゃう警察官

カナダ紙 The Globe and Mailによると、昨年6月、元州知事のJacques Parizeau氏の葬儀が行われた時でさえも多くの警察官が「迷彩柄のズボン」で出席し、職務を遂行したとのことです。
 
このようなことを貫き通す彼らの感性に驚愕です。
 
これに対してケベック州現知事のPhilippe Couillard氏は、警察官たちの判断力の欠如に激怒したとのことです。
 
昨年9月にケベック州の地方自治担当大臣であるPierre Moreau氏がインタビューにてケベック政府が現在警察官の派手なズボンを規制する法案を考案中と発言していることもあり、ますますおしゃれポリスの行く末が気になります!
 
警察官が服装を変えてでも自分たちの意思をしっかり表明することは、日本の場合不可能だと思います。
 
こんなにも“ファンキーなデモ活動”ができるのは多文化国家「カナダ」ならではのことです。
 
私たち日本人が今後「住みやすい国」を築くためにはカナダのような自由な発想を柔軟に取り入れる思考が必要なのではないでしょうか。

 

ーBe inspired!

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