本日「成人式」。大人になる前に知ってほしい『ヴァリヴォシ』という魔法の言葉。


(Photo by Eke Miedaner)

(Photo by Eke Miedaner)

あなたはどんな二十歳だったか覚えていますか?
 
学校、部活、塾、受験、就職・・・日本で住んでいるといつの間にか大人になっている。
 
グローバル化が当たり前の今。
 
「それが日本の文化だから!」って思うのは危険かもしれない?

 
 
どこか‟子供っぽい”日本の成人式

(Photo by Anna Fischer)

(Photo by Anna Fischer)

あなたは成人式を毎年どのように感じていますか?
 
某遊園地で華やかに行われる成人式、式典中に騒ぐ新成人のニュースなど、毎年お決まりの光景がテレビから流れてくる。
 
その映像からは「大人」なるってどういうことなんだろう?と考えてしまう。
 
私たち大人も経験してきた成人式。二十歳だった頃の自分を思え返してみると・・・。
 
果たして「二十歳」=「大人」って言えただろうか。
 
あなたは自分らしい、自分のための”選択”をしていましたか?

 
 
アメリカの高校生。車で通学するという‟選択”が生むものとは

(Photo by Thomas Hawk)

(Photo by Thomas Hawk)

アメリカ・カルフォルニア州では16歳から車の免許が取れる。
 
そのため郊外へ行くと、高校も車で通学する生徒が圧倒的に多い。
 
ある生徒が授業で「責任」についてディスカッションしていたときこう語っていた。
 
「免許を取って、今は友達を乗せて通学しているけど、絶対事故に遭わないようにしている。友達を守るのが僕のポリシー」
 
免許を取るという「選択」が、1人の高校生に「責任感」を与えていた。
 
日本の高校生からではなかなか聞けないカルチャーショックな言葉だ。

 
 
フィンランドでは‟休憩する”ことを選択する?

(Photo by jamelah e.)

(Photo by jamelah e.)

日本では高校、大学の卒業が近づくと、就職活動が始まる。
 
リクルートスーツに身を包み、合同説明会へ足を運び、膨大なエントリーシートを書き、面接対策を練り、内定の合否に一喜一憂。
 
日本の学生には学業、就活と休む暇なし。
 
しかし、その学業も就活も本当に自分が”選択”した道なのだろうか。
 
フィンランドにはこんな言葉がある。‟ヴァリヴォシ”
 
意味は、自分探しのための「休憩する年」で、高校卒業後に設けられている。
 
学業を終えたら働く、という日本の概念とは逆に、フィンランドでは高校卒業後、大学に進学するのは少数で、”ヴァリヴォシ”を利用して、バイトをしたり旅行をしたり本当に自分が何をしたいのかを見つけるのだとか。
 
自分のやりたいことに覚悟・決心がついてから、進路に進むというのがフィンランドの文化なのだ。
 
ただこの‟ヴァリヴォシ”は「遊ぶ期間」ではない。自分に磨きをかけ、将来の自分への「猶予期間」であることを忘れてはならない。
 
”ヴァリヴォシ”というのは最大の‟選択力”が求められるのだ。

 
 
”選択力”が求められる日本の若者たち、さぁ、どうする?

(Photo by James Wheeler)

(Photo by James Wheeler)

今年の6月19日に選挙権を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改正公選法が施行される。
 
また就活事情も変動が続いている。
 
去年は就職活動が12月から3月に遅くスタート。
 
内定出しは8月となり、混乱を招いた。
 
今年はその混乱を改善するため経団連は内定出しを6月と決定した。
 
経団連の示すスケジュールに合わせる企業、そうでない企業があるので、学生はまさに”選択力”を試される。
 
成人式や就活、視野を広げて考えてみれば日本独特の文化だ。
 
しかし、その文化に”選択力”を育む「猶予期間」はあっただろうか。
 
”ヴァリヴォシ”という言葉。
 
学生だけでなく、この日本文化を通って育ってきた私たち大人にも響く言葉だ。
 
「仕事」と「休息」、「オン」と「オフ」をきちんと‟選択”することが、人生を豊かにするヒントなのかもしれない。

 

ーBe inspired!

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