全て「0円」。ロンドンの街に突如現れた「飢餓をなくす自由すぎる冷蔵庫」


世界で1日に4~5万人が飢餓を原因に命を落としている。原因が飢餓というと、世界には食べ物が足りていないのか?と思う人もいるかもいれないが、そうではない。実際、年間人類の人口に対して必要な約2倍の量である24億トンもの穀物が生産されている。(参照元:ネットワーク『地球村』

実は、食べ物にアクセスができる人々が食べ物を「無駄」にしており、先進国の中でもこの食料廃棄で悪名高いのが日本なのだ。日本では年間家庭からでる残飯の総額はなんと11兆円。その上、その処理費に2兆円がかかっている。いわば、お金を無駄にしながら人の命を間接的に奪っているようなものなのだ。

この衝撃の世界の食料廃棄事情を受けて、イギリス、ロンドンの街ではある取り組みが行われている。

(Photo by sushiesque)

(Photo by sushiesque)

 その取り組みとは、「コミュニティ冷蔵庫」。コミュニティ冷蔵庫とは、地域のレストラン、スーパー、そして個人が余った食べ物を自由に入れたり、取ったりできる冷蔵庫である。もちろん全て無料。

 コミュニティ冷蔵庫は、ドイツやスペイン、ニュージーランド、イギリスの他の街などで取り組まれているが、今回ロンドンでは初の試みだ。このプロジェクトはThe People’s Fridgeと呼ばれ、2016年の7月にロンドンの南部ブリクストンで食料廃棄の問題解決に熱い想いを持った人々が始めた。彼らはクラウドファンディングを実施し、3日以内に目標金額の3倍の「約420万円」を集めたという。

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 そして、満を持して今月8日にロンドン初のコミュニティ冷蔵庫『エディー』がブリクストンのクリエイティブな若者のためのビジネススペース「Pop Brixton」に設置されたのだ。



 The People’s Fridgeは今後「コミュニティ冷蔵庫」の拡大を目指し、他の街への設置も目指していくそうだ。この取り組みは食べ物を無駄にしなくて済むどころか、お金がなくてご飯の買えない人々のお腹を満たし、地域一丸となって取り組むため、地域のコミュニティ性を自然と強くすることができる。食料廃棄率世界No.1の日本が注目するべき取り組みであることは間違いない。

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Text by Noemi Minami
ーBe inspired!

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