VOGUE誌も認めた。NYファッショニスタがハマる「ボランティア・アプリ」とは?


みなさんは、ボランティアにどんなイメージを持っているだろうか?「真面目そうでちょっと近寄りがたい…」「時間があればやるのもいいかも…」そんな風に感じている人がいるのではないだろうか?

ファッションの町ニューヨークでは、そんな人のためにある若者たちが立ち上がった。

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 積極的に地域のボランティアに参加していたNYネイティブのDeevee Kashi(上記写真一番左)はある日、食べ物もタクシーも、そして泊まる場所さえ今時はアプリで簡単に見つかるのに、ボランティアのためのアプリは存在していないことに気がついた。(参照元:DEED

 社会貢献であるボランティアだからこそ、他のどんなサービスよりも多くの人が簡単に参加できるシステムが必要だと、友人のAnthony Yoonの力を借り試行錯誤の上、2015年に二人でボランティア専用アプリDEEDを立ち上げた。

 このアプリは近くで“今すぐできるボランティア”とユーザーをつなげる。フェイスブックのイベントの「参加予定」のように、他の参加者が見えるようになっているため、社会貢献に熱意を持った若者同士が集まるコミュニティとしての役割も果たしているのだ。いわば、「社会貢献版の出会い系」。DEEDのボランティアの参加をきっかけに交際を始めたカップルもいるそうだ。

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 まさに、この「コミュニティの役割」がDEEDの注目すべきところ。助けが必要な人だけでなく、“助ける側”も救っている。

 デジタルネイティブである現代の若者は、現実世界での人との関わりが難しくなっていると言われている。(参照元:Global Journal of Health Science)ボランティアはそんな若者に「出会い」と「人生への充実感」を与えているのだ。実際に、ボランティア活動は参加者に良い影響を与えることが判明している。UNITEDHEALTH GROUPの調査によると、ボランティアに参加した人の78%がボランティア後にストレスが減ったと報告し、96%がボランティア前よりも生きがいを感じると述べたそうだ。(参照元:UNITEDHEALTH GROUP

 DEEDは、従来のボランティアの真面目で近寄りがたいイメージを払拭し、若者ならではのスタイリッシュなデザインやプロモーションで着実に名を広げ去年、権威あるファッション誌VOGUEに「2016年1番のアプリだ」と言わしめた。2016年10月以来は60以上の非営利団体と契約を決め、これからは若者によるスタートアップ企業などを中心に拡大を続けていく予定だそうだ。

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 人気モデルのDani Seitzや『ハングオーバー!』シリーズなどに出演している人気女優のJamie Chungも利用するこのアプリ。社会貢献を「カッコイイ」に変え、若者のコミュニティを生み出すクリエイティブさは感度が高いニューヨークらしい。現在はまだ米国内に止まっているが、すでにオランダやオーストラリアからリクエストが届いているので世界進出もそう先ではないだろう。今後日本の上陸も考えられるこのクールな社会派アプリは日本の若者にもぜひ注目してもらいたい。

All photos by DEED
Text by Noemi Minami
ーBe inspired!

 

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