世界を震撼させる「絵文字の世代」


(Photo by Leo Reynolds)

(Photo by Leo Reynolds)

(Photo by techcrunch)

(Photo by techcrunch)

先日、ツイッターがコカコーラの瓶の形をした「絵文字」を作ったのをご存知だろうか?
このコカコーラの絵文字は「AdMoji(アド文字)」と呼ばれる絵文字型の広告で、絵文字を押すとコカコーラのツイッターの公式アカウントページに飛ぶようになっているのだ。
 


 

ツイッター以外に今では、アメリカの大統領のオバマ氏や、北欧のフィンランドも「絵文字」を利用した活動をしているそうだ。
 
この一連の絵文字を利用した活動の増加は、社会をひっくり返す“ある世代”の台頭が理由だった。

 
 
社会をひっくり返す「絵文字の世代」

ある世代とはミレニアルズ、ミレニアル世代と呼ばれる1980年から2000年ごろまでに生まれた世代のことを指している。
 
彼らはデジタルネイティブとも呼ばれており、幼い頃からデジタル機器やインターネットに接しているため、facebookやTwitter、instagramなどのSNSに積極的に参加し、94%が携帯電話を所持しているという調査結果がでているほどだ。
 
スマホに慣れ親しんだ絵文字の世代「ミレニアルズ」。
日本では「ゆとり、さとり世代」とも言い換えられる世代だが、アメリカのミレニアルズとは大きく異なる点が存在する。
 
それは「人口」だ。
 
高齢化社会が進む日本のミレニアルズの人口はまだまだの割合的には少ないが、アメリカでは親世代のベビーブーマーを初めて超える一大勢力になっており、アメリカの社会をひっくり返す「主要な労働力かつ消費者」の世代として位置付けられているのだ。

 
 
10年後には、世界人口の70%を占める「ミレニアルズ」

(Photo by Rob Friesel)

(Photo by Rob Friesel)

US Census BureauやVICE Mediaが試算したデータによると、今年2015年には「ミレニアルズ」は世界の労働人口の約50%占め、世界人口20億人と言われている。
また、10年後の2025年には70%前後まで増加すると予想されているのだ。
 
今年だけで約300兆円(2兆4500億ドル)の購買力を持っていると言われるほど多大なインパクトと社会に与えるミレニアルズ。
そんな彼らに注目してもらおうと、様々な企業や政府が目をつけたのがミレニアルズが好む「絵文字」だったのだ。

 
 
ミレニアル世代へ向けた「絵文字戦略」

(Photo by Mashaple Id)

(Photo by Mashaple Id)

今後、企業や政府にとって、消費者としても労働力としてもパワフルなミレニアルズの考え方や行動パターンを把握することが重要になってくるのは言うまでもない。
 
そこで、冒頭で述べたように、ツイッターやオバマ大統領、フィンランドがミレニアルズの好む「絵文字」を活用した取り組みを戦略的に行っていたのだ。

 
アメリカでは、絵文字だけで会話をする絵文字専門用語なるものが存在するほどミレニアルズにとって近しい存在の「絵文字」。

(Photo by graphics.wsj)

(Photo by graphics.wsj)

オバマ大統領はこの「絵文字専門用語」を使った『State of the Union』 と言われるアメリカ合衆国の現状を伝える演説をウェブやツイッターで公表した。

(Photo by theguardian)

(Photo by theguardian)

また、北欧フィンランドは、電子機器メーカー「ノキア」と提携して、自国のもつエッセンスを抽出して30個の絵文字を作った。サウナに入っている裸のカップル、スタッズ付きのレザージャケットを着たヘヴィメタルファン、ノキアの携帯電話などフィンランドを象徴するものだ。

(Photo by finland.fi/)

(Photo by finland.fi)

<↑写真:サウナに入っている裸のカップル>
 
他にも、シボレーが絵文字のみを使ったプレスリリースを発表したり、フランスの広告代理店が絵文字の求人広告を出したりと「ミレニアルズの嗜好品:絵文字」という存在が企業や政府に与えている影響が大きいことがわかる。

 
 
マイナーでユニークな世代「ジャパン・ミレニアルズ」

(Photo by woohoo!!)

(Photo by woohoo!!)

日本国内のミレニアルズの人口は、米国では約8,400万人に対して日本は約2,400万人。国内人口の約19%だ。
 
少子高齢化社会の中で、まだまだ強い勢力とは日本では言えないものの、この世代が次代を担う貴重な労働力であり、消費者であることには変わりない。
 
日本で「ゆとり、さとり世代」とも言い換えられるミレニアルズ。
彼らの特徴して、立身出世や高収入よりもワークライフバランスを重視したり、SNSをうまく活用し共感を生む能力に長けていたり、今までの世代には見られないミレニアル世代ならではのユニークな志向、価値観が存在する。
 
SNSを活用した採用システム「ソーシャルリクルーティング」のようなミレニアルズ向けのサービスが国内外で始まっているように、今後日本でも「絵文字」を利用するか否かは別として、ミレニアルズ向けのサービス、キャンペーン、広告、商品が増えていくのではないだろうか。

 

ーBe inspired!

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