客の差別。それがフランス流「最高のおもてなし」。


(Photo by Jonathan Adami)

(Photo by Jonathan Adami)

「お客様は神様」
 
日本で接客業をしていれば、誰もが教わるこのフレーズ。
 
サービスを受ける際の私たち日本人もまた、誰もが「神様」のように扱われことを当然と思っている人も多いだろう。
 
しかし、そんな「お客様は神様」思考にまったをかける国がいる。
 
フランスだ。
 
この国では「オープンに客差別するカフェ」が存在するそうなのだ。

 
 
「態度」によって710円損するカフェ

あなたはカフェでコーヒーを頼む時、店員さんになんて言ってオーダーするだろうか?
 
「コーヒーを1つください」
 
そんなところだろう。
 
もしも、この言い方によってコーヒーの値段が変わると言われたら、あなたはどんな工夫を加えるだろうか。
 
実はそんな「お客さんの態度別」にコーヒーの設定金額が異なるカフェがフランスの港町ニースには存在する。
 
例えば、あなたがただ店員さんに「コーヒー!」っと言った場合、あなたがオーダーしたコーヒーの料金は7ユーロ。
 
「コーヒーをください(A coffee, plrease.)」と注文した場合には4.25ユーロ。
 
そして、さらに裏技があり、「こんにちは!コーヒーをください(Hello, a coffee please.)」と注文すると、なんと値段が1.40ユーロまでに下がるそう。
 
日本円で約710円も節約ができるなら、誰もが態度をよくしそうだが、なぜこんなサービスをするカフェがフランスで出現したのだろうか。

 
 
「お客様は神様ではない」が当たり前

(Photo by Vero.b)

(Photo by Vero.b)

「サービスを与える側と受ける側は常に対等な立場」
 
そんな思想が、そもそもフランスあるから。
 
そのために、どんな高級なレストランに行っても、あなたが店員さんに横柄な態度をとれば、その見返りとして横柄な接客を受けることは当然。
 
一方、「世界一の接客」と称されることも多い日本では、その「世界一の接客を提供している人たち」に対して、お客さんは“上から目線すぎ”なのかもしれない。

 
 
「自分の態度」と「接客サービス」は鏡!?

(Photo by Henry Faber)

(Photo by Henry Faber)

コンビニ、ファストフード、安い居酒屋。
 
「接客の質」ではなく、「安さ」を売りにしているお店で、高級レストランやブティックとまでは言わないが、心のどこかで質の高いサービスを店員さんに求めてしまっている人もいるのではないだろうか。
 
また、例え「安さ」を売りにしているお店であっても「最高の接客」を受けることができる日本は、少しでも店員さんの態度が気に入らないとそれについて文句をいう客が多いようにも思える。
 
さらに、客側は最高のサービスを受けることをあたかも「客としての当然の権利」かのように振舞うことが多い。
 
しかし店員さんも同じ人間。
 
時にはミスを犯すし、時には少し無礼だったり、怠けた店員さんだって存在する。
 
そんな時、クレーマーになるのではなく、フランス流の「差別的な接客」を思い出し、自分の「接客を受ける側としての態度」を問い直すチャンスとして捉えるのもいいかもしれない。

 
 

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