「食べ残し」が世界を救う。


(Photo by John Watson)

(Photo by John Watson)


私たちが日常生活を送るうえで、切っても切り離せない存在の「生ゴミ」。
 
なんと、各家庭から1年に1トンも排出しているという。
 
そんな「生ゴミ」を、家庭でエネルギーに変えることができる「魔法の箱」が開発された。


開発したのは、イスラエルのスタートアップHome Biogas
 
家庭で排出される生ゴミを、「バイオガス燃料」と「液体肥料」に変えてしまう画期的な装置だ。
 
仕組みはこう。

装置内のタンクにいるバクテリアが生ゴミを分解し、バイオガスを発生させるという。
 
また、1日最大「6リットル」もの生ゴミを処理でき、一般的なコンポストには適さない肉や乳製品の食品や、動物の糞尿も入れることが可能。

たった「1kgの生ゴミ」から、1時間分の強火で料理をするのに十分な質量のガスを生み出すというからには驚きだ。

同時に1日最大「8リットル」もの液体肥料も生産可能で、食物を育てるところから捨てるまでの新しいサイクルを生み出せるところがこの装置の醍醐味だ。
 
それだけではなく、バクテリアが生ゴミを分解するという自然の作用を利用しているおかげで、電力を使わないオフグリッドシステムも実現。
 
電気も通っていない砂漠地帯など、不電生活を送る人々のために活用され、暮らしの質を向上させるのにも役立つ可能性を秘めている。

現在、製品を量産するためにクラウドファウンディングを実施している「Home Biogas」。
 
すでにオーストラリア、ナイジェリア、コスタリカなど、先進国から開発途上国まで世界約70カ国からの注文が殺到しているそうだ。
 
各家庭から「生ゴミ」が無くなり、一つの家庭から「毎年6トン」もの二酸化炭素の排出を防ぐことが可能なこの装置。
 
今のところ日本への出荷はしていないようだが、近い未来、冷蔵庫や洗濯機のように「Home Biogas」も一家に一台なんて日がくるかもしれない。

 

 
 

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