医学はここまで進んでいた!男性版「避妊ピル」登場。


「もう1ヶ月以上経つのに生理が来ない…」

「彼女が生理がきてないって言ってる…」

パートナーがいる人にはあるあるの、このドキっとするシチュエーション。

こんな望まない妊娠を少しでも避けるために行うのが避妊ではないだろうか。

日本で最もメジャーな方法といえばコンドームだが、アメリカの研究によるとコンドームでの避妊は、一般的な使用では失敗率が約12%と言われている。(参照元:Woman’s Health

低用量ピルなら、正しく服用すればほぼ100%の確率で避妊できるそうなのでピルの方が安心かもしれない。(参照元:ケイ・レディースクリニック新宿

しかし、避妊ピルを服用できるのは女性だけ。副作用もある。

そのせいか、避妊ピル服用率はヨーロッパでは30〜50%なのに対し、日本では約たったの1%だと言われている…。(参照元:堀産婦人科

そんな中、もし男性版「避妊ピル」が発明されていたとしたら…?

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(Photo by Tyler TIME!)

 実は、男性用の「バースコントロール注射(避妊注射)」というものが存在する。

 2008年から国連が協力し、320人の健康な男性を対象にしたバースコントロール注射の実験が行われていた。その実験結果がたったの2ヶ月前、10月27日に発表されたのだ。(参照元:JCEM

 毎日欠かさず飲まなくてはいけない女性用避妊ピルとは異なり、この注射は、8週間に1度するだけで良い。

 効用を簡単に説明すると、注射から投与される合成のテストステロン(男性ホルモン)などによって体内のテストステロンを下げることで、精子の生産レベルを著しく下げ、その結果、高い避妊効果が期待できる。(参照元:GOOD HEALTH

 なんと、96%の被験者に避妊効果が出たが、残念にも実験過程で320人中20人の男性が副作用を訴え中止を求めたという。報告された1491件の副作用のうち39%はバースコントロール注射と関係がないと証明されているが、事実「気分変動」という副作用があったために実験は中止になった。

 それでも、75%の被験者が「一般に販売されるのなら使いたい」と言っていたそうだ。(参照元:CNN

 この実験中止を踏まえ、ディスカッションのトピックとなったのが女性の権利。「気分変動」は女性用の避妊ピルの副作用でもあり、月経中の症状としても一般的なものである。

 米ニューヨーク大学ランゴンメディカルセンターのセス・コーエン教授はCNNの取材の中で次のように話す。

“いずれにしても、この実験のおかげで女性のための避妊ピルの改良が必要だってみんな目が覚めたじゃないだろうか?避妊ピルのこととなると、若い女性は必要なカウンセリングを受けれていないんだ。” 

(引用元:CNN

 まず、男性用に「バースコントロール注射」が発明されていたという事実も驚きだが、同時に女性の月経、そして妊娠にまつわる現状について考えさせてくれるきっかけとなったことが興味深い。

 現在副作用があるとのことで使用はできないが、将来的に研究が進み「バースコントロール注射」が一般的になる日が来るかもしれない。

 そうしたら、社会はどのように変わるのだろうか。100%安全な「バースコントロール注射」が完成する日もそう遠くはないだろう。

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Text by Noemi Minami
ーBe inspired!

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