原発事故から国民を守らなかった、「マスメディアの真実」


(Photo by ajdemma)

(Photo by ajdemma)

20年前、原発の危険性に迫るドキュメンタリー映像が撮影された。
 

映像を見ると、被爆による後遺症に苦しむ元原発労働者や家族の多さを目の当たりにする。
 

しかしながら、これを日本のメディアが放映したことは一度もない。
 

重要な内容のものほどメディアが扱わないのはなぜなのだろうか?


 

 

止まらない原発建設

中国電力が上関原発の建設に必要な土地の埋め立て免許の延長を山口県に請願し、それが条件付きで認められる方針となった。
 

これによって、新たな原発の建設に向けた動きが本格化する恐れがある。
 

日本での原発問題は、2011年に起きた東日本大震災後の福島第一原子力発電所の事故後に世間を賑わせたが、それまでは反原発運動があったのにも関わらず日本政府は“原発安全神話”を突き通していたのだ。

 

 

NHKで放送されなかった「原発の危険性」

(Photo by Barak Kassar)

(Photo by Barak Kassar)

日本の原発の闇に迫った短いドキュメンタリー映像がある。
 

日本の公害・原発問題を追い続けてきた報道写真家の樋口健二が、原発労働者や原発の内部を実態に迫り、原発労働に付随する問題を全国に訴えようとしたものだ。
 

1995年に制作されたこのドキュメンタリーは、NHKで放送されるはずだったものの中止され、現在も日本のテレビで放映されたことはない。

 

 

日本は「民主主義」国家ではなかった
 

※動画が見られない方はこちら

<隠された被爆労働〜日本の原発労働者〜①>

こんなことが日本の企業で起きているなんて、世間の人たちは考えつきもしない。

※動画が見られない方はこちら

<隠された被爆労働〜日本の原発労働者〜②>

僕はね、国がやっていることだからと安心していた。

※動画が見られない方はこちら

<隠された被爆労働〜日本の原発労働者〜③>

差別はまた差別を生む。同じことが原爆被害者にも起きていた。原爆を落とされた唯一の国が、自国の原発で同じ被害を作り出しているなんて。我々はこんな国に住んでいるんだ。(全て映画より引用)
 
 
放射性物質の危険性を教わる教育が行なわれないだけでなく、自分の被爆量も知らされず、危険な状態で原発労働者たちは働かされていた。
 
そして、十分な教育を受けていなかった被差別部落出身者たちなどの立場の弱い者を多く働かせるなど、横暴なやり方で原発を維持していたのだ。
 
この事実を認めず、「国民の目にさらさないように隠す」ということもまた、ドキュメンタリーのなかで言われているように、民主主義をさらに「破壊」している。
 
日本の民主主義はやはり危機的状況にあるのだ。

 
 
「公共放送」の持つ意味

「隠された被爆労働」を制作したのはイギリスの公共放送局「チャンネル4」だ。
 
若者やマイノリティに視点を当てた番組などを多く放映している。
 
具体的に見てみると、セルフィー文化やゲイバーを訪れる人を取材したもの、ネットいじめを描く社会派ドラマなど現代社会を知るのに役立つものばかりだ。
 
こういう放送局があることで、国民にとってどんなインパクトがあるのだろうか。
 

・世間の多数派の考え方が全てではないこと
 
・若者やマイノリティーの視点も社会の一端だということ
 
・賛否両論ある問題からも目をそらしてはいけないこと

 
以上のようなことを視聴者に認識させられるのではないかと考えられる。
 
このように多様な視点を提供できるメディアは健全な民主主義を国民のなかで育むために必要不可欠である。
 
多くの国民はメディアを通して物事を知るのだから、メディアが報道する内容の人々への影響は計り知れないほど大きい。
 
メディアは自らの責任を自覚し、務めに徹しなければならない。

 
via. TOKYO Web, Seesaaブログ, Sott.net, Rolling Stone日本版, DIAMOND online, Channel 4, Channel 4
 

この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!
“『Yahoo!』から見る「日本」の「異常さ」”
私たちが日々追っている様々なニュース。 しかし、日本のニュースは他国に比べて明らかに「異様」であったのだ。 知りたくない、恐ろしい「数字」 全世界...

 

ーBe inspired!

Untitled design(20)
この記事が気にいったら
いいね!しよう
Be inspired!の最新情報をお届けします