ゴールデンウィーク中の旅先に「カメラ」を“持っていかない”ほうがいい理由


(Photo by larkery)

(Photo by larkery)

「自分が見たものを写真に撮ると、その被写体についての記憶は薄れる傾向にある」
 
そう述べるのは、米フェアフィールド大学の心理学者、リンダ・ヘンケル氏。
 
彼女の研究によると、写真を撮ることで何かを忘れないようにしようとしても、それが逆効果になってしまう場合があるそうだ。

 
その研究とは、美術館で大学生に作品30点を鑑賞してもらい、写真撮影と記憶との関係を調査するといもの。
 
27人の学生を2つのグループへ分け、一方のグループは作品名を声に出して読み上げ、20秒間鑑賞した後に写真を撮影。
 
もう一方のグループは30秒間鑑賞しただけで写真は撮らなかった。
 
そして、翌日、覚えている作品名を書き出してもらい、作品30点のリストの中から自分が見たものと写真に撮ったもの、見ていないものを選んでもらい、作品の細部についても質問。
 
その結果、写真を撮ったグループは、鑑賞だけのグループに比べて覚えている作品が少ないことが判明。
 
作品の細部についての記憶も鑑賞だけのグループより少数だったというのだ。
 
この結果についてヘンケル氏は、「カメラが覚えていてくれると思うと、記憶に残る被写体の数が減り、その被写体の細部についての記憶も減る」と解説し、この現象を「写真撮影減殺効果」と名付けた。

(Photo by am_kaiser)

(Photo by am_kaiser)

誰もがスマートフォンを持ち歩き、手軽に高画質な撮影ができるようになったこの時代。
 
写真を好きなだけ撮って、インスタグラムやフェイスブックで共有することは、もはや当たり前となっている。
 
もうすぐ連休ゴールデンウィークに入り、旅行に行く人も多いだろう。
 
旅先で写真を撮りすぎると、あなたの心から「大切な旅の思い出」が消えていってしまうかもしれない。

 
 

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