まるで「うつ病」の特効薬。精神病をサポートするポップでカラフルなバンドエイド型タトゥーの正体


「バンドエイドは回復のシンボルだ」。そう言い聞かせながら、「うつ病」と「不安障害」を長年抱える自分を励ますために両親のリビングルームでハサミやノリを使って“バンドエイド型のタトゥーステッカー”をDIYした女性が存在する。彼女の名はFrancesca Timbers(フランチェスカ・ティンバース)。

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自分を信じて
自分を愛してあげて
あなたはキュートよ
あなたは大切な存在
自分にご褒美をあげて

 メッセージは様々だが、どれも自分の存在の価値を思い出させるのに役立ったそう。頭では分かっていても忘れてしまう自分へのエールを、タトゥーステッカーとして肌に記し、視覚的に見ることで心が救われたそうだ。

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 そのスッテカーを何気なくインスタグラムにアップすると「欲しい」という声が殺到し、2015年に『Motivational Tattoos(モチベーショナル・タトゥーズ)』として売り始める。するとあっという間に注目を浴び、2016年には生産を拡大。世界中からオーダーがあるそうで、これまで60ヶ国以上に2万パック以上を売り上げたというから驚きだ。ちなみに1パック750円前後なのでかなりお得。

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 ポップなビジュアルがとってもキュートだが、魅力はそれだけではない。「自分を励ます」という役割の他に、モチベーショナル・タトゥーズには「人と人をつなげる力」があるそう。

 うつ病や不安障害は怪我や身体的な病気と違い視覚的に見えないことが多い。そのため、助けを必要な時に周りが気づかないことが多い。

精神病と闘うのは人生の中でも一番孤独な経験。だから周りにそういう人がいるってことがわかって、彼らとつながれるのは本当に素敵なこと

(引用元:Marshable

 そう語るのはフランチェスカ本人。うつ病と不安障害を抱える当事者として、同じ境遇にいるクライアントたちとの出会いは助けになるそうだ。また、精神病と闘う人々がモチベーショナル・タトゥーズをつけることで、家族や友人が当人のコンディションを認識し、サポートがスムーズに与えらるようになることが期待できる。

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 モチベーショナル・タトゥーズは医学的にうつ病や心配障害に効果がある「薬」ではない。しかし「クリエイティブなアイデア」と「愛のある言葉」で多くの人が救われているのは事実。文化的に我慢することが「美」とされている日本人こそもしかしたらSOSを出しづらい環境にあるのかもしれない。日本からでもオーダーできるので、自分や、愛する誰かのプレゼントにしてみたらどうだろうか。

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Francesca Timbers

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All photos by Motivational Tattoo
Text by Noemi Minami
ーBe inspired!

 

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