お金じゃ売らないビジネス増加中。お代は一体なに?


どんなモノにでも、値段がついている現代。
それはつまり、「お金があれば、モノは買える」ということ。
 
しかし今、「お金で買えない売り物」をあつかうビジネスがあちこちで登場。
 
そこには、お金とモノをやり取りするだけでは手に入らない、大切なものを手に入れられる仕組みがあった。

 
 
人を変え、街を変える“お金で買えない自転車屋さん”

(Photo by Ed Yourdon)

(Photo byEd Yourdon)

アメリカはニューヨーク州にある町、イサカ。
この街は、貧富の差が激しく自転車の盗難が後を絶たなかったという。
 
そんな街に、“お金で買えない自転車屋さん”が誕生。
 
ここでは、“時間”で自転車を買うことができるのだ。
自転車のメンテナンスを学び、働くことで“時間”を貯め、それを対価に自分だけのカスタマイズ自転車を手に入れることができる仕組み。
 
この仕組みは、単に「お金のない人でも労働力で自転車を買える」というだけでは終わらない。
 
やっと手に入れた自転車は、メンテナンスのノウハウがあるので、大切に長く使うことができる。そのため、愛着もわきやすい。すると、他人の“大切にされているかもしれない”自転車を盗もうという気も失せてくるだろう。
 
この自転車屋さんには、教育や犯罪防止、貧困克服の解決策としての側面もあるのだ。

 
欲しければ、商品への想いを叫べ!!

(Photo by Giedrius)

(Photo byGiedrius )

日本にも“お金で買えないネットショッピング”が存在している。


「WITHOUT MONEY SALE」というこのショッピングサイトは、「商品へのアツい想い」を表現することで手に入れることができる。
 
例えば、ここで以前あつわれていた「鶯宿梅の幻の梅干し」。この商品を買うための方法は3パターン。
「梅干しへの愛を原稿用紙3枚に書く」
「この梅干しを、盛り上げるためのアイディアを3つ考える」
「この梅干しを作っている方の想いを2時間聴く」
 
3つの選択肢は商品によって違うが、どれもアツい想いがないとできないものばかりだ。
 
「WITHOUT MONEY SALE」のコンセプトは、「モノには、お金では測りきれない価値がある」ということ伝えること。
商品には必ずバックストーリーがついており、運営事務局への手数料も“お金ではなく何かの品物”という徹底ぶり。
 
時間をかけて商品のことを考え、想いを形にすることで手元にやってきた時の喜びは、きっとお金で買うだけでは得られないものがあるだろう。

 
 
WITHOUT MONEY SALEの仕掛け人の正体

この「WITHOUT MONEY SALE」の仕掛け人は、クリエイティブディレクターでコピーライターの並川進さん。
 
彼はこの他にも、人に社会問題を投げかけ、考えさせるソーシャル・プロジェクトを立ち上げている。
 
例えば、“本当に愛のあるチョコレートを”がコンセプトの「バレンタイン一揆」。


チョコにまつわる児童労働の現実を知り、バレンタインにフェアトレードのチョコレートを買おう、というムーブメントをユーモラスたっぷりのネーミングで仕掛けた。
 
楽しんでいる内にいつの間にか社会問題について考えてしまう絶妙なソーシャル・プロジェクトにこれからも目が離せない。
 
そんな並川進さんが、5/16(月)のイベント「ゲリラシネマ」のトークショーに登壇する。
ゲリラシネマはトークショーとファッションの衝撃の裏側を描いた映画「TRUE COST」の上映を通じて、“本当のおしゃれってなんだろう”を考えるイベント。
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並川さんに興味を持った人はもちろん、おしゃれ好きはぜひ下のバナーをクリック。

 

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