社会人も見習える。リサイクル・ビジネスに情熱を燃やす「7歳の起業家」から学ぶ“仕事の哲学”。


width=“100%"

“僕は人よりも少しだけ情熱を持っている7歳さ”

(引用元:THEORANGECOUNTYREGISTER

こう話すのは、3歳で起業し7歳に至る現在までCEOとして会社を支えている少年だ。しかし彼はとりわけ特別な英才教育を受けていたわけでもなく、CEOになりたかったわけではない。今も昔も、どこにでもいる、ごくごく普通の少年であった。

3歳の若きCEO、ここに誕生

 ライアン・ヒックマン。リサイクル会社の社長で年齢は…7歳だ。ライアン君は空きペットボトルや空き瓶を回収し、リサイクルする会社を運営している。現在7歳になる彼が起業を志したのはなんと3歳のとき。たまたま家族でリサイクルセンターを訪れたことがきっかけだった。

“僕はそこで、空き瓶を持っていくことでお金を手に入れることができると知ったんだ。それですぐに僕の両親に言ったんだよ。「これをビジネスにしたい」ってね”

(引用元:ellentube

width="100%"

“それに元々、リサイクルには興味があったんだ。人間が捨てるプラスチックゴミによって魚が弱り、そしてアシカなどの海に生きる動物たちも食べのもがなくなっていることはとても悲しいことだと思っていたからね。地球を救いたいって思っていたよ”

(引用元:ellentube

width="100%"

 そんな彼のよきビジネスパートナーは彼の両親だ。ライアン君がペットボトルを集めるときには同行し、彼の仕事をサポートしている。

“特にママはいいビジネスパートナーさ。だってワインをたくさん飲むから。たくさんの空きボトルが集まるんだよ”

(引用元:ellentube

「114万円(1万ドル)」売り上げた7歳児

width="100%"

 リサイクル品の回収は、3週間に1回。両親とともに近所やメールで問い合わせをくれた家庭に回収に行きリサイクルセンターで換金をする。(参照元:YouTube)ライアン君は現在、カリフォルニア州で50もの顧客を持ち、これまでに20万本もの空き缶とペットボトルを集めているそうだ。その売り上げは約114万円(1万ドル)にものぼるという。(参考元:CNN

 最初は近所の人たちに空き袋を渡して、リサイクルできるものを詰めてもらうことから始めた作業。しかし近所同士の口コミも後押しし顧客が増え、今では毎日学校の後に仕分け作業に追われる日々だ。学校に仕事…。この繰り返しはさぞかし大変であろうと想像できるが、それについてライアン君に問いただすとこんな答えがかえってきた。

“とってもハードな仕事だよ。でも頑丈な手袋をしているから問題ないさ”

(引用元:YouTube

 そうライアン君はあっけらかんと語る。

「売り合上げは“投資”に使いたい」

width="100%"

 ライアン君は既に100万円以上(1万ドル)もの大金を手にしているが、そのお金の使い道について彼の両親は「大学資金にしたい」との想いがあるそう。しかし、この案件についてCEOのライアン君を説得するのには少々困難を極めそうである。(参照元:THEORANGECOUNTYREGISTER

“僕はこのお金でゴミ収集車を買おうと思っているんだ。でも中古車で約803万円(7万ドル)新車で約1377万円(12万ドル)もするから…まだまだ先は遠そうだね”

(引用元:ellentube

 さらにライアン君は自身のwebサイトで会社のロゴが入ったTシャツも販売している。(参考元:DHDwear)ちなみにこのTシャツはこれまでに約42万円(3700ドル)を売り上げたのだが、その利益のすべてをカリフォルニアの海の動物たちを守る団体「太平洋海洋哺乳動物センター」に寄付しているという。(参考元:RYAN’SRecycling

width="100%"

width="100%"

あなたにとってその仕事は、“情熱”を持てるもの?

width="100%"

 現在ライアン君のもとには、ロンドンや北京、ドバイなど世界中の同じ7歳児たちから毎日のようにメールが届いている。そこにはライアン君の行動に感銘を受け、「自分もライアン君のような仕事をしたい」との想いが綴られているそうだ。

“世界中のみんなからメールが届くことはとっても嬉しいし、彼らにもぜひ僕と同じような事業を始めてもらいたいと思っているよ。リサイクルをして地球を守ることもとてもいいことだしね”

(引用元:THEORANGECOUNTYREGISTER

width="100%"

 そしてライアン君は、自分は普通の小学生だと前置き、こう語る。

“僕は人よりも少しだけ情熱を持っている7歳さ”

(引用元:THEORANGECOUNTYREGISTER

 繰り返しになるが、ライアン君は特別な知識も経験も持ち合わせてはいない。強いて言うならば他の子供よりも、環境を守ることに対して情熱があったのだろう。その想いが彼の会社をここまで成長させたのだ。

 ライアン君の言葉に促され、我々も「今、自分が関わる仕事に情熱を持てているのか」問いただしてみてはどうだろうか。今あることを“こなす”だけではなく、そこに情熱が加わればきっとそれは知識や経験よりもさらに力強いパワーとなるはずだ。その証拠は、たった7歳の少年が既に私たちに示してくれているのだから。

width="100%"

All photos by Ryan’s Recycling Company
Text by Asuka Yoshida
ーBe inspired!

 

この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!
9歳で起業。2週間で一千万円稼ぎ出した少女から学ぶ「革命を起こす方法」
道端でレモネードを売って、数十億円を稼いだ女性起業家がいる。名前はビビアン・ハー。ビジネスを始めた当時、彼女はわずか9歳だった。カリフォルニアで行われたとあるカンファレンスで、...

 
Ryan Hickman, 7, who started his own recycling business, Ryan's Recycling Company, stands by his electric powered trash truck in San Juan Capistrano, CA on Tuesday, February  28, 2017. (Photo by Leonard Ortiz, Orange County Register/SCNG)
この記事が気にいったら
いいね!しよう
Be inspired!の最新情報をお届けします