2016年にふさわしい「セックス啓発R&Bソング」


(Photo by Collage Humor)

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2年前にハリーポッターのハーマイオニー役で有名なイギリス人女優エマ・ワトソンがUN Woman親善大使として行った心のこもったスピーチがとても印象的だった。
 
世界中のセレブリティを巻き込んで行ったHeForSheキャンペーンも記憶に新しい。
 
エマ・ワトソンは 男女平等 とは、女性も男性もこの問題について考え、協力して挑戦した時に初めて可能だと考える。
 
(彼女のスピーチをまだ見たことがないかたはこちら。)
 
さて、エマ・ワトソンも嬉しいことだと思う。
 
このスピーチの直後にあるミュージック・ビデオが発信された。
 
それがあまりにも良いので、今月になってまた世界中のインターネットを駆け回っている。

(Photo by College Humor)

(Photo by College Humor)

その曲の名は「セックス啓発R&Bソング」。
 
男女平等への意識が高い西洋で、セックスにまつわる男女不平等でよく議論されている点が全部詰め込まれている。

 

※動画が見られない方はこちら

君本当プロみたいに上手いね
 
でもたくさんの経験があるからって君はアバズレじゃない
 
僕の意見では君は「性の解放」
 
それは健康的で自然で、人間らしいこと

 

男性がたくさんの女性と関係を持つことに対してはそんなに風当たりは厳しくないのに比べ、女性が複数の人と関係を持つとバッシングが酷い社会の貞操観念に対しての風刺。

 

“ガール!避妊ピル飲んでたなんてしらなかった!
 
体をちゃんとコントロールしてるんだね
 
本当に良いことだと思う
 
責任を本当は半分こしたいけど
 
男用のピルが開発されるまで
 
半分ピル代払わせてもらうよ

 
これは避妊・妊娠にまつわる男女不平等への風刺。
 
妊娠すると、精神的にも身体的にも負担は女性にかかる。
 
そんな中、その責任は半分こできないけど、せめて避妊ピルは払わせてという現実的で具体的な歌詞。

 

(Photo by Collage Humor)

(Photo by Collage Humor)

最近の“R&B”ジャンルの音楽は、女性を軽視する歌詞が多いと西洋では批判を受けている。
 
「ビッチ」「尻軽」のような女性に対する侮辱的な言葉が歌詞の中に大量に出てきたり、女性を性の対象としてしか見ていないような発言も多い。
 
そのR&Bをあえて使ったこの曲。
 
男女平等で、「二人にとって平等で素敵なセックス」について熱唱している。
 
作曲・歌手を務める米コメディアンPhil Jacksonは政治的ステイトメントを含めた風刺的なコメディが得意。
 
Phil Jacksonはこのビデオの他にも政治的なメッセージを込めたビデオを制作している。
 
これはアメリカの警察の不公平で差別的なアフリカン・アメリカンに対する扱いを笑いにしつつ、問題の本質を人に考えさせるようなビデオ。

 

※動画が見られない方はこちら

 
皮肉っぽいユーモアの中に大切なメッセージが込められているPhil Jacksonの作品。
 
笑わさせられるが、同時に悲しい現実を突きつけられる。

 
 

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