日本人が知らない、世界の「“女の子の日”事情」


世界中の女の子たちが毎月必ず使うもの。
 
日本では気軽に買えるが、国によって使用状況に格差がある。
 
たとえば韓国では、お金がなくて使えない人が続出。
 
欧米では無料化が叫ばれている。
 
果たして何のことか、おわかりだろうか。


 
 
女子の生活必需品って?

(Photo by Vecteezy)

(Photo by Vecteezy)

女子に毎月やってくる「生理」。
 
ただ出血するだけでなく、ホルモンバランスが乱れて肌が荒れたり、気分が落ち込んだりと、女子の悩みの種でもある。
 
さらに、生理中のケアをきちんと行わないと、感染症にかかり、将来子どもを授かれなくなってしまう可能性だってある。
 
女子のデリケートな部分を清潔に保ち、いろんなリスクから体を守るための「必需品」が、ナプキンやタンポンといった「生理用品」なのだ。
 
そんな生理用品だが、世界中でその使用状況は異なり、社会問題にも発展している。
 
「世界の女の子の日事情」をのぞいてみよう。

 
 
①韓国~靴の中敷きがナプキン代わり!?~

(Photo by flickr)

(Photo by flickr)

資源が少なく紙の原料のパルプを輸入に頼る韓国では、ティッシュやトイレットペーパー、メモ用紙などの紙製品の値段がとても高い。
 
生理用品も例外ではなく、日本では300円で買える20~30個入りのナプキンが1000円するのが一般的だ。
 
つまり、韓国の女子は日本の約3倍の負担を強いられていることになる。
 
ナプキンを買えない貧困層の女の子が生理中は学校を休んだり、驚くべきことに、靴のインソールをナプキン代わりにしたりすることもあるんだとか。

 
 
②イギリス~変態仮面が活躍~

フェミニズムへの関心が高いヨーロッパでは、「そもそも生理用品にお金がかかること自体、女性差別なんじゃないの?!」という声が上がっている。
 
そして起こったのが「変態仮面」たちによるデモだ。

(Photo by VAGABOMB)

(Photo by VAGABOMB)

2015年、血のような赤いしみのついたパンツを頭にかぶった女性たちがロンドンに集まり、「生理用品の消費税免除」を訴えてデモを行った。
 
このイギリスでの抗議を受け、EUは加盟国が独自の判断で生理用品への課税を撤廃できるようにする方針を発表した。

 
 
③アメリカ~ついに無料化?~

7月、ニューヨーク市は市内の学校や刑務所、ホームレスシェルターなどのトイレに生理用品を常備し、無料で使えるようにする「フリータンポン制度」を採択。
 
いつでもどこでも、そして誰でも、“タダ”で生理用品を使えるようになったのだ。
 
「急に生理がはじまった時、気まずくて周りに頼れない」
 
「刑務所のような“ほしいものを思うように手に入れられない環境”で、使いたくても使えない」
 
そんな女性たちの「お金以外の悩み」も解消された。

 
 
生理用品は「ぜいたく品」?日本に残る「間違った常識」

この生理用品にまつわる問題、日本ではあまり話題に上らない。
 
日本の生理用品は比較的安いうえ、「クオリティーは世界一」とまで言われている。
 
そのため、そこまで深刻な問題になっていないというのが現状だ。
 
しかし、原油や資源の価格の変動で値上がりする可能性は十分にあるし、若者の貧困が問題になっている今、現在の値段でも高いと思う人は間違いなくいるだろう。
 
さらに、「生活必需品」であるということへの理解も進んでいない。
 
今年4月に起こった熊本・大分での大地震や5年前の東日本大震災では、「食べ物や水の方が大事。生理用品は“ぜいたく品”なんだから後回しでもいいじゃないか」という考え方をする人がおり、被災した女性が苦労し問題となった。
 
生理用品がいかに女性にとって不可欠かを紹介したマンガが、ツイッターで話題になったのをご存知の方も多いだろう。
 
「使わなくても大丈夫だけどお金があるから買う」のではなく、「絶対にないと暮らしていけないから買って使う」んだ、という差し迫った「生理用品事情」。
 
その理解を広めることが、日本社会の課題だ。

 
 
全ての人に「必要なもの」が行き届く世界へ。

(Photo by flickr)

(Photo by flickr)

生理現象は人種や環境、社会的な立場に関係なく、誰にでも、嫌でも起こる。
 
そこにある命の危険から身を守るものや機会に、格差があってはならない。
 
生理にまつわる世界の取り組みは、そんな「あたりまえ」に改めて気付かせてくれる。
 
そして、考えるべきなのは女性だけではない。
 
「当事者じゃないから」と避けるのではなく、自分のことに置き換えてみることが重要だ。
 
健康や衛生への「平等意識」は、より多くの人々や社会、そして世界に広まっていくべきだ。

 
via. XXfactor, Daily Sun, excite.ニュース, KOREAL.NET, about KOREA, togetter, 眉屋まゆこ
 

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