人間の皮膚から「レザージャケット」を生み出す時代。


(Photo by Ted McGrath)

(Photo by Ted McGrath)

人間のDNAからレザーバッグを作ろうと思い立って始まった、このプロジェクト。
 
その名も「ピュア・ヒューマン」。
 
しかもこのプロジェクトで使用されるDNAは、かの有名な英国人デザイナーのアレクサンダー・マックイーン
 
あなたが彼の皮膚を手にする日も遠くないかもしれない。


 
 
人間から作るレザー

(Photo by t.gorjanc)

(Photo by t.gorjanc)

<マックイーンのDNAから作る革製品のデザイン>

 

人間のDNAからレザーを作るプロジェクト「ピュア・ヒューマン」を始めたのは、世界3大アートスクールと呼ばれる大学の1つであるセントラル・セント・マーチンズ(英・ロンドン)に通う学生だ。
 
ピュア・ヒューマンプロジェクトは、“遺伝子情報の保護の欠点”について世の中に問題提起する目的で始動した。
 
そして、テクノロジーが商業のシステムをどう変えられるかを試そうという意図もあるようだ。

 
 
有名デザイナーのDNAから作るレザー製品

<マックイーンのDNAから作るレザージャケットのデザイン>

 

使われるDNAは、有名デザイナーのアレクサンダー・マックイーンのもの。
 
彼は同プロジェクトを始めた学生と同じアートスクールの出身で、2010年に他界している。
 
このプロジェクトで、マックイーンの残っていた髪の毛のDNAからレザーを作り出して製品を作ることで、彼への尊敬の念を表そうとしているのだ。

(Photo by t.gorjanc)

(Photo by t.gorjanc)

<マックイーンのDNAから作る革製品のデザイン>

 
しかも、マックイーンの家族の協力を得ることにも成功している。
 
マックイーン自身が「デザイナーとしてあらゆるものの『限界』を超えようと挑戦してきた」ことを知っているからだ。
 
一方で、複数のメディアによればブランドのアレクサンダー・マックイーンはこのプロジェクトには関わっていないそうだ。
 
 
「素材を生み出すこと」を超えて

(Photo by Tom Mannion)

(Photo by Tom Mannion)

<学生が作った人間のDNAをつかった製品の特許申請書と生地見本>

 

まだマックイーンのDNAからレザーが作り出せているわけではないが、科学者たちによると、既に実用されているDNAを再構築するテクノロジーを応用できるかもしれないという。
 
今回紹介した「ピュア・ヒューマンプロジェクト」の魅力は、人のDNAから素材を生み出すことだけではない。
 
レザーを得るために動物を殺すのではなく、今あるものから作り出すということは、ファッション産業を持続可能なものにするために有用かもしれない。

 
via. GOOD Magazine, Pure Human by Tina Gorjanc on Dropr, iNews
 

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