気温プラス20度。去年のクリスマスに起きた「北極の悲劇」


去年のクリスマスの時期は何をしていただろうか?パーティーをしていた人もいれば、普段通りの日を過ごしていた人もいるだろう。そんななかサンタクロースの住むといわれる北極は熱波に襲われ、サンタクロースのそりを引くトナカイたちが地球温暖化と闘っていたのだ。あなたはこの事実を知っていただろうか。

2016年、世界の気温は過去最高まで上昇した

 知っているだろうか、2016年、世界は1879年に観測を始めて以来最も気温が高くなった年なのだ。特に2016年前半は高い海面水温が続くエルニーニョ現象により、地球が異常に暖められてしまった。(参照元:CBS News)地球の温度の上昇はただ暑くて過ごしにくいだけではなく、さまざまな面で地球環境に影響を及ぼしている。

(Photo by _Marion)

(Photo by _Marion)

ヨーロッパよりも暖かい「北極」

 地球温暖化のスピードは2倍になっている。北極では、クリスマス前に熱波を受けて気温摂氏0度を観測するなど、なんと例年と比べて20度も気温が上昇した。これは、寒いはずの北極各地の気温が、ヨーロッパのあらゆる都市の気温よりも高くなってしまったということだ。(参照元:Konbini)また、熱波により、北極の氷の大きさは1981〜2010年の平均より17.7%も小さくなった。(参照元:CBS News)この状況に対してNASAの雪氷圏科学研究所長のマルクス氏は、「サンタは着込みすぎだろう、そのうち薄いジャケットかビニールのレインコートを着るようになるかもしれない」(引用元:The Telegraph)というジョークを飛ばしたという。

トナカイによる“地球温暖化対策”

 サンタクロースの住むといわれる北極で、サンタクロースのそりを引くトナカイたちは、自らの環境を温暖化から守ろうと対策をとっていた。地球の気温は、太陽から出る熱エネルギーとそれに暖められた地表から宇宙へ放射される熱のバランスで決まる。(参照元:長野県地球温暖化防止活動推進センター)そして地球温暖化の要因の一つは、放出された熱が地球から出ていかないことだ。

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(Photo by Anthony)

 そこで、トナカイたちが低い木や草を食べれば、その部分の地表から障壁がなくなり太陽熱が反射しやすくなるという効果があるという。これは、トナカイの数が減少している北極での重要な発見だ。(参照元:Konbini

「海面上昇」という隠された問題

 「海面上昇」の問題をどの程度気にしたことがあるだろうか。海の近くに住んでいなければ、海を顧みることは少ないかもしれない。だが、よく考えてみれば私たちの住んでいる陸は地球上のたった3割で、残りの7割は海。海に異常があれば、陸の安全も危うくなってしまう。海面上昇は、地球温暖化によって起きる現象の一つで、地球の温度の上昇とともの海水温が上がり、北極や南極の氷が溶けてしまい、海水が膨張することだ。(参照元:BBC News

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(Photo by Jay Ruzesky)

 地球温暖化は、1人で解決できるような問題ではない。だが、その実状を理解し、自分たちの責任あるものとして考えていくことがまずは重要ではないだろうか。2017年やその後の地球がどうなるかは、私たち一人ひとりの行動で少しずつ変わるに違いない。

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Text by Shiori Kirigaya
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