「なぜ」に惹きつけられる、わたしたち


(Photo by Marthinshl)

(Photo by Marthinshl)

なぜ、あなたはAndroidではなくてiPhoneを選びますか?
 
なぜ、あなたはWindowsではなくてMacを選びますか?
 
「なんとなく」。
 
おそらくそう答える人が大半かもしれない。
 
しかし実のところ、ここにはあなたの知らない「確固たる理由」が存在する。
 
それはあなたがアップルの「なぜを語る力」に魅了されているからだ。

 
 
「なぜ」に魅了される私たち

新作のiPhoneが発売されると、たちまちニュースはその話題で持ちきりだ。
 
仕事を休んで、発売前日から長蛇の列を作る人々は、もはやおなじみの光景となった。
 
機種変更をする際も、iPhoneがいつも候補に浮かぶ。
 
一体なぜ、我々はここまでアップルに魅了されているのか。
 
その謎を解き明かすためのヒントは、アップルの「なぜを語る力」にある。
 
サイモン・シネック氏によると、「優れた企業は『WHAT(会社としてなにをしているか)ではなく、WHY(なぜそれをするのか)』を語る力に優れている」と分析する。

 
 
「存在目的」が私たちを魅了する?

 
 
アップルの場合、彼らが創る製品、デザイン、ビジネスにおける意思決定の全ては、彼らが存在する意義。
 
つまりWHY(目的・ビジョン)に基づいているのだ。
 
サイモン・シネック氏が考えるアップルの「WHY」は次の通りだ。
 
「我々のすることはすべて世界を変えるという信念で行っています。我々は違う考え方に価値があると信じています。」
 
デザインが美しく、ユーザーフレンドリーなパソコンや携帯電話。
 
それは単に「売り上げを伸ばすため」に開発された製品(WHAT)や機能(HOW)ではない。
 
彼らは、自身の存在意義「WHY」を社会に示すための手段として、それらの美しい製品を世に送りだしているのだ
 
つまりアップルは「利益」から始まる会社ではなく、「存在目的」から始まっている会社
 
ここに、利益ばかりを求め続けている企業とアップルとの間に大きな差がある。
 
私たちが本当にアップルに惚れ込む理由。
 
それは彼らが語る「WHY」。
 
つまり「アップルが存在する目的」に魅了されているからなのだ。

 
 
「なぜ」が創る、ビックビジネス

(Photo by Paul Inkles)

(Photo by Paul Inkles)

アップル同様に、力強い「WHY」を語る企業として、現在超高速で成長し、そのコミュニティーを全世界へと拡大し続けているAirbnbの存在も忘れてはならない。
 
彼らが語る「WHY」。
 
つまり、彼らが存在する理由は「世界中のどこにでも、誰もが”所属できる場所”を創ること(Belong anywhere)」だ。

 

 
 

そんなビジョンを元に2009年に始まったビジネスは、たった7年で190以上の国に広がった。
 
さらに、2015年1月時点で、世界最大のホテルチェーン、インターコンチネンタルホテルやヒルトンホテルよりも多くの部屋数を所有するまでに急成長した。
 
「旅行先で泊まる場所」としては、Airbnbと大手ホテルチェーンでは同様の価値を提供しているにも関わらず、ここまで短期間でAirbnbが成長できた背景にもやはり、「なぜを語る力」が大きく関係しているのかもしれない

 
 
「なぜ」を語る企業だけが、生き残る

(Photo by tec_estromberg)

(Photo by tec_estromberg)

Harvard Business Reviewによると「利益を重視する企業よりも、WHY(存在意義・目的)を重視する企業が、結果的に多くの利益を生み出す」という結果がでている。
 
ここでもやはり、企業の「なぜを語る力」の重要性が証明されているのだ。
 
これからの社会を牽引していく会社は、自身が何を信じ、なにをしたいのか。
 
そんなビジョンを明確に持っている会社。
 
そしてそんなビジョンを持つリーダーこそが、世界を動かしていくに違いない。
 
今後、利益目的で誕生し、その利益ばかりを追求する会社は潰れていく。
 
アップルやAirbnbの急成長は、そんな未来を私たちに告げているのかもしれない。
 
 
続けて読みたい記事:『フリーランサーはもう古い。2016年は、チームで世界を動き回る「チームランサー」の時代へ

 

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