“自殺志願者”を救う。みんな知らない「本当の命の救い方」


1日100人、世界第1位。
 
この数字が表しているのは、残念ながらハッピーな統計ではない
 
日本では1日におよそ100人が自ら命を絶って亡くなっている。
 
そのうち15〜24歳の若者層の自殺率は世界トップだ。
 
ゲームをリセットするように人生を終わらせてしまう人々。
 
もしも友人や家族が自殺願望を抱えていたとしたら「死にたいなんて言わないで!」と諭すのが当然だろう。
 
しかし、命を手放そうとしている人に対し「死にたいんだね!OK!」と背中を押したらどうなるだろうか?


 
 
自殺したい人、全員集合

(Photo by James Morley)

(Photo by James Morley)

自殺志願者が掲示板で仲間を募り、車中で「仲良く自殺を図った」というショッキングなニュースがメディアで取り上げられている。
 
結局、死ぬ時はみんな一人なのだが、自殺志願者の人々は同じ立場の者同士「死にたい」気持ちを分かち合いたいのかもしれない。
 
そんな自殺志願者の深層心理をうまく利用して閲覧者を増やしているのが生きテクという日本のホームページ。
 
画面右上には「24,478人」今月76人、今日1人、という数字。※2016年4月13日現在
 
これは「自殺者の数」……ではなく、「自殺をやめて生きようと思った人の数」なのである。
 
どこで死ぬか、どうやって死ぬか。
 
死ぬための技術ばかりが蔓延している中で、同サイトが発信しているのは「どうやって生きていくか」の技術。
 
恋愛、病気、過労、いじめ、と悩み別にボタンを押してみると、「死んじゃおうかと思ったけど、なんとか生き延びた」人々のインタビューが山のように出てくる。
 
共感したら「生きてみる」ボタンを押して意思表示をし、自分の気持ちをコメントで残すことが可能だ。
 
誰かが死にたい気持ちをカミングアウトし、同じ気持ちをもった人が共感し合い、どうやって生きていくかを考える。
 
自殺志願者が集まったからこそ出来上がった『生き方のカタログ』である。

 
 
SNSで「SOS」。遠慮なく「死にたい」を投稿しよう。

(Photo by Don Harder)

(Photo by Don Harder)

SNS上でよく見かける「死んじゃいたい…」という投稿。
 
ストレートに書かれていなくても、リストカットの写真や、自殺をほのめかすようなメッセージが含まれている場合もある。
 
そういった投稿を目にした時、「こいつはやばい!」とブロックする人が多いだろう。
 
しかし、Facebookではそういった自殺願望のある人を救うための対策が為されている。
 
“Facebookで自殺をほのめかすコンテンツ等を見かけた場合は、すぐに警察や自殺ホットラインに連絡してください。またこの人物が米軍関係者である場合は、必要なサポートを提供できるように、この旨を伝えてください。”
 
サイト上には、自殺に関するコンテンツを報告できるようフォームが設けられているのだ。
 
死にたい気持ちや自傷に関する内容をSNSで発信することは、見る人に不快感を与えるだろう。
 
しかし、彼らの「死にたい」を切実なメッセージとして受け止め、適切な報告を行うことによって命が救われるかもしれない。
 
「関わらないほうがいい」とマイフレンドをブロックする前に、そして「やっぱりこの呟きは迷惑だから消そう」と自分のSOSを消す前に、一瞬だけ立ち止まって考えてもらいたい。
 
「死にたい」のメッセージが、命綱になる可能性だってあるのだ。

 
 
誰でも気軽にできる「死んでみる」セラピー

(Photo by /karapaia)

(Photo by karapaia)

日本に次いで若者の自殺者数が多いのは、お隣の韓国。
 
深刻な自殺率に頭を抱えた韓国が、ついに前代未聞の自殺予防啓発を開始。
 
その名も「臨死体験セラピー」。ソウルのHyowon治療センターが編み出した、自殺志願者向けの治療法だ。
 
やり方は簡単。
 
セラピーの前には遺影を撮影してもらい、死の準備を整える。
 
死装束を着て、大切な人への遺書を書き、みんなの前で読み上げる。
 
そして棺桶に入り、10分間目を閉じて死を体験するのだ。
 
斬新な試みであるにもかかわらず、面白半分で参加する者は一人もいない。
 
厳かな雰囲気の中で「治療」は進んでいく。
 
臨死体験が終わり棺桶から出てきた人たちは皆、「生きている有り難みを感じた」と目を潤ませるようだ。

(Photo by /karapaia)

(Photo by karapaia)

大切な人が死を考えていたら、その人を死から遠ざけようとするだろう。
 
しかし、あえて死を見つめ、死にたい気持ちを抑えずに吐き出してみることで、彼らは「再び生き返る」のかもしれない。
 
もしもあなたが「死にたい」と思うことがあるならば、生きていることを実感するまで死に浸ってみてはいかがだろうか。

 
 

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